しまんちゅシネマ

映画ノート

キンキーブーツ


2005年(英/米)監督: ジュリアン・ジャロルド 出演: ジョエル・エドガートン /キウェテル・イジョフォー /サラ=ジェーン・ポッツ      ジェミマ・ルーパー /リンダ・バセット /ニック・フロスト 【ストーリー】父親の急死で倒産目前の靴工場を相続した優柔不断な男チャーリー(ジョエル・エドガートン)。ひょんなことからしっくりこない靴に悩みを持つドラッグクイーンのローラと出会い、それをヒントに男性向けセクシーブーツを開発、工場の再生を図ることになったのだが…。
■感想
2006年サンダンス映画祭のオープニングを飾った作品です。

倒産寸前の老舗靴工場の再生を図るため、ドラッグクイーンご用達のセクシーブーツを作る…。マジ?
ところがこれノーサンプトンに実在する靴工場での実話が基になっているというから驚きです。

保守的な従業員をなんとか説得し、作り出すセクシーブーツ(キンキーブーツ)。
その過程で、優柔不断な優男だったチャーリーがたくましくなっていき、やる気のなかった従業員たちも
活気にあふれていく様子が楽しい。
従業員の中にはショーン・オブ・ザ・デッドでショーンのダメダメな友達(最後にゾンビになった彼)を演じたニック・フロストの姿もあり思わず笑ってしまいました。

そして驚きなのがドラッグ・クイーンを演じたキウェテル・イジョフォー
堕天使のパスポートで主役の外国人ホテルマンを演じた彼。
「ラブ・アクチュアリ」で新婚キーラの夫役だった黒人さん…かな?
ドラッグ・クイーン姿、決して綺麗じゃないですけど、なかなかの歌唱力で迫力の舞台を見せてくれます。



笑ったあとにはちょっと感動。
「自分らしく生きる」ことの大切さを教えてくれる映画でした。
ただいま絶賛上映中!

★★★★☆