しまんちゅシネマ

映画ノート

ダークナイト

2008年(米)監督:クリストファー・ノーラン出演:クリスチャン・ベイルマイケル・ケインヒース・レジャーマギー・ギレンホールゲイリー・オールドマンモーガン・フリーマンエリック・ロバーツアーロン・エッカートネスター・カーボネル【ストーリー】ゴッサムシティでは、バットマンとゴードン警部補が手を組み、日々の犯罪に立ち向かっていた。だがそんな中、白塗りの顔に裂けた口の“ジョーカー”と名乗る正体不明の男が闇の世界で頭角を現わし、バットマンを嘲笑うかのごとく次々と凶悪事件を引き起こしていく。そこへ、新しく赴任した地方検事のハーベイ・デントが犯罪を一斉排除すべく対策に乗り出し、さらなる協力体制を得るバットマン。それでも凶行の手を緩めず街を混乱に陥れるジョーカーは、いよいよバットマンを窮地に追い込むための謀略を開始するのだった。
■感想
ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)と手を組み、ゴッサムシティの守り神として犯罪に立ち向かうバットマン
今回、バットマンの新たな敵はジョーカーです!!

 

とにかくね、ジョーカーを演じたヒース・レジャーの演技が鳥肌モンなんです。

 

予告やポスターであの「顔」を見た時にはびっくりしましたが、強烈だったのは顔だけでなく、ジョーカーの邪悪さでした。


ジョーカーがスクリーンに現れると、途端に会場の空気が緊張するんです。
「音」の効果もあるんでしょう。音楽じゃなくって雑音。
金属音にも、蜂の羽音にも似た音が不快さと邪悪さを醸し出すんですね~。
ペチャペチャと音を立て、舌を出しながら喋るその喋りも不快!声だっていつものヒースの声じゃないし。
ヒースは撮影の始まる前、一ヶ月間一人ホテルに滞在し、ジョーカーのキャラを構想し、作り上げたようですが
この「声」に本人も一番苦労したようです。

 

でもでも、そんな邪悪で不快な存在のジョーカーなのに、何故か憎めない。
彼の口が裂けている理由‥ジョーカー自身が語る話しなので、嘘か真実かは分らないものの、
彼の過去がこのモンスターを生み出してしまったのだと想像ができ、なんか切ないのですよね。

 

全てを破壊し尽くすジョーカーなんだけど、ちょっとお茶目な部分もw
ヒースってこんなユーモアのセンスも持ち合わせていたのかと驚きです。
ヒースの○ー○姿なんて、もうププ(≧∇≦) あ、この時の名札に書かれた名前に注目!

 

今回初登場のアーロン・エッカートは、ゴッサムシティから悪を排除しようと意欲を燃やす、
新任の地方検事ハーベイ・デント。しかし、彼にジョーカーが仕掛ける魔の手により‥。


 

前作でバットマンの恋人になったレイチェルを演じるのがケイティ・ホームズから引き継ぎとなったマギー・ギレンホール
老け顔のレイチェルが気にはなるものの、今回はアーロン・エッカートとの恋話もあり、話しを盛り上げてくれました。

 

愛のない世界が悪の心を生み出す構図は哀しい。。アーロンは熱演でしたよ~。ヒースの次に良かった!!

 

 

あ、主演ってやっぱりバットマンクリスチャン・ベイルでしょうか。
ベイルのバットマンは決して悪くないですが、ちょっと存在感薄かったかな。
彼の乗るバイク(‥なんかカッコいい名前があるよね、きっと)がカッコ良かった!!
ジョーカーとのさしの対決では会場から思わず拍手が起こりました。


とにかくヒースの演技がこの映画を最高のものにしてるのは確か!! オスカーの呼び声もダテじゃない。
もう絶対に助演とって欲しいです!

 

ヒース、本当にありがとう(涙)



★★★★★  勿論ヒースポイント追加ですから~。