しまんちゅシネマ

映画ノート

映画で英語:店のおごりです

 

映画のシーンに出て来る英語のフレーズをご紹介しよっかなぁと思います。
 
今日は【店のおごりです】という言い方

            on the house

 
色んな映画で聞く言葉ではありますが、一番最近耳にしたのは『ルックアウト/見張り』で、主人公の青年クリスが悪友ゲイリーとバーで知り合うシーン。
飲み物の代金を支払うクリス。確か2.7ドルだったと思いますが、お札を渡すとバーテンダーが「おつりはいるのか?」と聞いてきます。
「あー、要らないよ。とっといて」と答えるクリス。
 
そこにゲイリーがやって来て「今の20ドルだったろ。たった3ドルごときの飲み物に17ドルのチップをとるのか。
店のおごりだと言えよ」とバテンダーを脅すんですね。
ここで 「Say it's on the house.」のように使われていました。
 
 
また、ご存知の方も多いと思いますが、代金よりも多い金額を渡し、残りをチップとして支払う方法がKeep changeですね。
タクシーの代金を払ったり、旅行に行った時にも役に立つ表現なので使ってね。
 
 
で、もうひとつon the houseで笑えたのが『バグダッド・カフェ』のカフェでの一幕。
喉がカラカラのドイツ人の客がビールを注文するもなし。じゃ、コーヒーをと注文するんですが、あいにくこの日はコーヒーマシーンが壊れてて、カフェなのにコーヒーもない(笑)
そこで店の女主人の夫が拾ってきた水筒のコーヒーを客に出すと、そのドイツ人客は大満足。
帰り際「いくらだ?」と聞かれ、店が「おごりだよIt's on the house.」と答えるシーンです。
 
でもね、そのコーヒーの入った水筒、そもそもはそのドイツ人のおじさんの妻のもの(笑)
道に落ちてた水筒を勝手に拾って来たんだから、おごりもなにもないですよねw
 
ちなみにドイツ人のコーヒーはアメリカンコーヒーに慣れてるアメリカ人には「薬のように」苦かったようです。
 
 
 
自分でon the houseを会話に使うことはあまりないかもですが、お店でこう言われたら
ありがとう~と喜んでね。