しまんちゅシネマ

映画ノート

恐怖のメロディ

1971年(米)監督:クリント・イーストウッド出演:クリント・イーストウッドジェシカ・ウォルター/ドナ・ミルズ/ジョン・ラーチ/ドン・シーゲル   ジャック・ギン/アイリーン・ハーヴェイ/ジェームズ・マクイーチン/クラリス・テイラー【ストーリー】カリフォルニア、モントレーの地方局でDJを務めるイーストウッドの前に、いつも“ミスティ”をリクエストしてくる女性が現れる。だが、出来心から一夜を共にして以来、女の態度が常軌を逸してくる。。
■感想
イーストウッド祭り第2弾監督デビュー作いってみました!

 

地方局のDJデイブ(クリント・イーストウッド)の番組に、いつも「PLAY MISTY FOR ME」と“ミスティ”をリクエストしてくる女性がいる。
熱狂的なファンであるこの女性と、出来心から一夜を共にしたことから始まる主人公の恐怖を描いた作品です。

 

これ、いわゆるストーカー映画なんですね。
今観ると目新しさは感じないものの、ストーカーという言葉も無かったであろう当時としては
不条理極まりない恐怖映画だったに違いありません。


 

とにかくこのストーカー女イブリンが恐い。

 

シドニー・ルメットの『グループ』での演技に感銘したイーストウッドが、イブリン役にジェシカ・ウォルターの起用を押したそうですが、彼女の異常さが恐怖の鍵。
イーストウッドに実はちゃんと恋人がいたとわかる瞬間には、否が応でも、や~な予感しちゃいます。
恋人たちの運命やいかに。

 

でも。。ププ。
環境エッチビデオ風の(そんなのあるのかw)恋人と身体を重ね合うシーン長過ぎです(笑)
ジャズフェスティバルのシーンは実際のライブ会場での収録だったとか。
このあたりは、イーストウッドの好きなことをとりあえず入れちゃった的な。流石に初監督作品!

 

あ、イブリンと出会うことになるバーのバーテンダーとして恩師ドン・シーゲルも登場してますねw

 

X-メンなイーストウッドも見物ですw
面白くは観れたんだけど、やっぱり古さを感じました。
ベンアフ兄貴がリメイク版を撮るという話しがあったけど、どうなったかな。(°∀°)




★★★*☆