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映画ノート

ペイルライダー

1985年(米)監督/製作:クリント・イーストウッド出演:クリント・イーストウッドマイケル・モリアーティ/キャリー・スノッドグレス/シドニー・ペニーリチャード・キールクリストファー・ペン/リチャード・ダイサート/ダグ・マクグラスジョン・ラッセル【ストーリー】鉱山主に牛耳られているカリフォルニアのある町。そこに、鉱山主に抵抗する一家があった。顔役の圧力が増大する中、この町に一人の男が現れる。プリーチャーと呼ばれたその男は、一家を助けて、顔役の支配から町を解放しようとするが……。
■感想
イーストウッドが監督、製作、主演を兼ねた西部劇です。

 

ペイルライダー』とはなんぞや。

直訳すれば「青白い乗り手」ですよね。
これはソロモン72柱魔神の一つで、30の悪霊軍団を率いる地獄の公爵。
お呼びがかかれば青白い馬に乗って現れ、死を操ることができる‥すなわち人を死に追いやったり、
薬草・宝石などの知識を利用し、病人を助けたりもするらしい。いわゆる死神ってことかな。

 

本作はそんなことを頭に置いて鑑賞すると、ちょっとだけ分りやすいかも、、と思える作品なんです。

 

開拓の時代、鉱山主の独占的な支配から辛うじて逃れている小さな町。
しかし、貪欲な鉱山主の手が及ぶのは時間の問題で、鉱山主はどんどん圧力をかけてくる。

 

ある日、鉱山主の手下たちによる嫌がらせにより愛犬を亡くした15歳の少女が奇跡を願って神に祈る。
と、どこからともなく馬に乗った一人の男が町にやってきた。。

 

カッチョイー。イーストウッド登場~!です。
牧師の恰好をした彼は村人からプリーチャーと呼ばれ、鉱山主に抵抗する町人たちを援護。
ついには鉱山主がやとった保安官(リチャード・ダイサート)とその手下たちを相手に闘うワケなんですね。

 

イーストウッドは見事なガンマンぶりを発揮。
ただの牧師ちゃうやろ?ってのは誰もが思うところだけど、その正体は明かさない。
で痛快なのがマーシャル軍団と闘うクライマックス、イーストウッドが神出鬼没に軍団を手玉に取る訳です。
ここに来て、ますます、あんた何者?(*>∀<*)

 

保安官がプリーチャーを見て驚きの声をあげる、、
どうやら二人には何らかの因縁があるらしい。

 

プリーチャーの背中にあった6つの銃痕のことが頭をかすめた。

 

多くを語らないところが渋いと見るか、はっきりしないのが物足りないと見るか‥。
実は観終えた時には後者だったんだけど(笑)

 

それでもこの記事を書く段階で上述の「ペイルライダー」について調べたところで
多少すっきり、ということにしとこ(´∀`)ノ

 

ちなみにキャッチコピーは【・・・そいつは地獄の香りがした。】でございますw
青白い馬に乗ってるところもミソですね。


 

スーパーナチュラルな要素を西部劇に盛り込んじゃったところが面白いよね。
でもね。ここでも15歳の少女とその母にイーストウッドに対する恋心を抱かせてるんだよね~。

 

そのエピソードは要るんかい!とツッコミを入れとこ。




★★★*☆