しまんちゅシネマ

映画ノート

ガントレット

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1977年(米)監督:クリント・イーストウッド出演:クリント・イーストウッド/ソンドラ・ロック/パット・ヒングル/ウィリアム・プリンス/ビル・マッキーニーマイケル・キャヴァノー/キャロル・クック/マーラ・コーディ【ストーリー】組織がらみの重要事件の証人を、ラスベガスからフェニックスまで護送する任務を受けたしがない刑事ベン・ショックリー。だがベガスで彼を待っていたのは、若く美しい娼婦マリーだった。組織に命を狙われているため無事にフェニックスに辿り着く事はできないと言うマリーの言葉にショックリーは耳を傾けないが、二人の行く先々でトラブルが続出する……。
■感想

  Happy Birthdayクリント!

今日は79歳のお誕生日ですね。おめでとう~!!

さて、今日の作品は『ガントレット
二日酔いのヨレヨレ刑事が、重要事件の証人を護送する任務を受ける、、というのは
マンハッタン無宿』もしくはブルース・ウィリスの『16ブロック』を思いだすところ。

 

そして途中でとてつもないトラブルに見舞われるというのもお約束だけど、これはスケールが違った!

 

車は爆破される、後続車が撃ってくる、あげくの果ては、、とにかくすんごいことになるんですよね~。
all cinemaによると、「ガントレット」というのは両側にムチを持った人間を並べその間を走り抜けさせる拷問の事らしく‥
まさに銃弾降り注ぐ、過激なアクションが見物の作品でした!

 

本作のイーストウッドは酒飲みのしがない刑事ショックリー。
護送する重要参考人というのが若く美しい娼婦なワケで。
イーストウッド祭り後半ともなると、このあたりでハハンと甘い予感がするわけです。って誰でも思うか(笑)

 

フェニックスの裁判所までの道中、次々に命を狙われる二人にやがてロマンスが芽生えるというもの。

 

これ好きだったのは、イーストウッドの役所。
よれた刑事なんだけど、引き受けた任務はきっちり果たそうとするやけに律儀なヤツなんですが、
悪く言えば空気が読めない。。
一方、娼婦の方は知的で頭の回転が速く、この二人のやりとりが絶妙です。

 

で、この娼婦を演じたソンドラ・ロックはプライベートでイーストウッドの愛人関係にあった人だとか。
この映画の他にもいくつかの作品でイーストウッドと共演を果たしてます。


 

二人の命を狙うヤツらの正体は? 二人は無事にフェニックスに辿り着けるのか?
冴えない刑事と娼婦のデコボコロードムービー風でもあり
壮絶なシーンは勿論、究極の状況下の切ないロマンスにちょっとキュンとなって、これはポイント高かったです。





★★★★☆