『17歳の肖像』に学ぶ英語 dinner と supper
昨夜は映画を観ながら眠ってしまいました。
そこで急遽予定変更。たまには英語書庫も更新しないとカビが生えそうだしね。
先日観た『17歳の肖像』で気になったことを少々。
キャリー・マリガン演じる主人公ジェニーが、ピーター・サースガードと偶然に2度目の再会を果たし、
サースガードがジェニーを演奏会デートに誘うシーン。
演奏会の後にsupperを食べに行こうと約束します。
二人の会話を離れて聞いてたジェニーの友人が
「supperなんて食べたことないわ」と言うのが印象に残ったんですよね。
supperとdinnerの違いって何?
イギリスが舞台なのでアメリカとは文化の違いもあるでしょう。
私も普段生活していて、supperという言葉は殆ど聞かないです。
そこでリンダ(英語の先生)に聞いてみたところ
アメリカでも地域によってdinnerのかわりにsupperを使うところがあるとのこと。
でも殆どはdinner
ディナーというと、日本人的には何か豪華なお食事を想像しませんか?
調べてみるとそもそもdinnerは一日のうちでもっとも豪華な食事という意味合いがあったようで
私たちが感じる印象も間違ってはいないのです。
特に朝早くに仕事を始める農家の家庭などでは、昼食時に食べる食事に一番力を入れ、
時間的には昼食でもdinnerと呼んだ様子。
そして翌朝早く起きるため夜は簡単に食事を摂ることになり、それがsupperだったんですね。
今では朝、昼、夜食は breakfast lunch dinner と時間帯によって使い分けるのが一般的で
豪華かどうかの意味合いはアメリカの場合消えつつあるようです。
レンジでチンの簡単な食事でもmicrowave dinnerですもんね(笑)
でも、人を「夕食に招くときにはsupperにいかが?とは絶対に言えないわ~」とリンダ。
やはりdinnerはdupperよりも正式でちゃんとした夕食のイメージがあるんですよね。
で、まとめると
supperは、遅い時間に摂る、少し軽い食事という位置づけのようです。
女子高生のジェニーもお友達にもsupperはなじみのない言葉で
「a spot of supper」なんて誘いは 甘い大人の世界を想像させ、胸をときめかせたのでしょうね。