キラーハンド
1981年(米)
監督:オリヴァー・ストーン
出演:マイケル・ケイン/アンドレア・マルコヴィッチ/マラ・ホーベル/アニー・マッケンロー/ヴィヴェカ・リンドフォース
眺めのいい男特集 3本目 マイケル・ケイン『キラーハンド』
マイケル・ケインが演じるのは人気コミック作家のジョン
彼は夫婦喧嘩のさなか、交通事故で右手を手首から失います
彼は夫婦喧嘩のさなか、交通事故で右手を手首から失います
思うように仕事も出来ない、妻との関係はうまくいかない
次第にストレスをためていくジョン
次第にストレスをためていくジョン
そんなジョンを物陰でみつめるある視線
それはなんと、事故現場をいくら探してもみつからなかった 失った右手だった!!
それはなんと、事故現場をいくら探してもみつからなかった 失った右手だった!!
『キラーハンド』というタイトルから察しがつくところだけど
この手が ジョンに代わって気に入らない連中を血祭りにあげていくわけですな
この手が ジョンに代わって気に入らない連中を血祭りにあげていくわけですな
『キャプテン・スーパーマーケット』を思わせるシーンもあったり
絵的には十分ホラーなんだけど、これは犯罪心理をついた面白い作品でした。
絵的には十分ホラーなんだけど、これは犯罪心理をついた面白い作品でした。
そもそもシリアル・キラーと呼ばれる人は、見た目には虫も殺しそうにない人も多いはず
だけどもいったんスイッチが入ると、信じられないほど邪悪な手段で犯罪に及ぶ
だけどもいったんスイッチが入ると、信じられないほど邪悪な手段で犯罪に及ぶ
中には、自分の中のもう一人の自分がやったという人もいるし
カメラのファインダーを通して、女児暴行を繰り返すやからもいる
カメラのファインダーを通して、女児暴行を繰り返すやからもいる
彼らは 自分以外の何者かを作り上げることによって
罪の意識から開放されているのかもしれません
罪の意識から開放されているのかもしれません
この映画でもジョンの知らないところで、勝手に手が動き、浮浪者を殺すのが始まり。
でも、次第にジョンは手の存在を認識し その行動を意識するようになるんですね
やがては、その手をリモートコントロールするかのように犯罪シーンを頭に思い浮かべるようになり
狂気に落ちていくさまが実に恐ろしい
でも、次第にジョンは手の存在を認識し その行動を意識するようになるんですね
やがては、その手をリモートコントロールするかのように犯罪シーンを頭に思い浮かべるようになり
狂気に落ちていくさまが実に恐ろしい
ラストの予定調和などんでん返しには拍手でした♪