しまんちゅシネマ

映画ノート

荒野の七人


 
1960年(米)
監督:ジョン・スタージェス
出演:ユル・ブリンナースティーヴ・マックィーンチャールズ・ブロンソンジェームズ・コバーンロバート・ヴォーンホルスト・ブッフホルツ
 
■感想
今頃観たんかいシリーズです♪

ご存知黒澤監督の『七人の侍』をウエスタンにリメイクした作品ですね。
テレビの解説者によると、黒澤映画の大ファンのユル・ブリンナーがリメイク権を獲得したのだとか。
英語版の脚本はたったの250ドルだったらしいから、私でも買えそうですw
当初ユル・ブリンナー自身が監督する予定だったそうだけど、
最終的にはジョン・スタージェスということになったんですね。
 
で。。すみません、私『七人の侍』未見でして(汗)
なので、どう忠実に再現されてるとか、比較は一切出来ません。
 
ストーリーは、
舞台はアメリカとの国境近くのメキシコの寒村
毎年刈り入れの時期になると盗賊がやってきて村を襲うことから、
村人は食べ物もなく貧窮にあえぐこととなり、我慢も限界
話し合いの結果、7人のガンマンを雇い、盗賊を撃退しようとする というもの。
 
最初に村人の依頼に同意するのが ユル・ブリンナーで、マックィーンが参加し
ジェームズ・コバーンチャールズ・ブロンソンなどの腕利きを集めていくんですね。

かくして7人の雇われガンマンが盗賊と戦うのですが
ただ7人が頑張るんじゃなくて、村人にも戦い方を教える
舞台をメキシコに移したことで、雇われたガンマンたちと村人のカルチャーの違いも楽しく、
次第に彼らの間に交流が芽生えてくるのもいい感じでした。
 

ユル・ブリンナー伊武雅刀に見えて仕方なかったけど
やっぱりカッコいいのはマックィーンだわ~。
その華麗な動きが素敵過ぎて、つい姿を追ってしまいますね。
いつものように、ちょっと軽そうにしてるけど、実はまじめで一本筋の通った役どころは
マックィーンにぴったり。まずます惚れるぜ。

薪割り姿を買われたブロンソンは、メキシコ人との混血という役柄で
麦藁帽子がよく似合う、やや無愛想だけど素朴で子供にも人気のキャラ
彼を英雄のように慕う子供たちに、ブロンソンが「村の親たちもみんな頑張ってるんだ」と教える台詞など
なんか素直に心に沁みたなぁ。
 
ガンマンたちの武勇伝というよりも、
村人たちの成長物語的に仕上がっているのも心地よく
エスタン食わず嫌いな私も、面白く見ることができました。
 
七人の侍』も観なければ!ヾ(≧へ≦)〃