しまんちゅシネマ

映画ノート

スコルピオ

 

Cinema de しりとり 16回目 【す】

今日は『ミッドナイト・イン・パリ』から繋がって、「す」で始まる映画
マイケル・ウィナー監督、アラン・ドロン バート・ランカスター共演のスパイアクション『スコルピオ』です。

 
スコルピオ(1973)アメリ
監督:マイケル・ウィナー
出演:バート・ランカスターアラン・ドロンポール・スコフィールド/ゲイル・ハニカット
   ジョン・コリコス/J・D・キャノン/ヴラデク・シェイバル
 
  
■感想
殺し屋ローリエ(アラン・ドロン)は、CAI諜報部員クロス(バート・ランカスター)と中近東某国の首相を暗殺した際、CIAの幹部にクロスも殺すよう指令を受けていたが、付き合いの長い彼を殺すことができなかった。
CIAの罠にはまり命令を聞かざるを得なくなったローリエは、逃亡したクロスを追うことになる・・
 

ドロン演じるローリエは、スコルピオ(さそり)と呼ばれるクールで腕が立つ男だけど
自分が納得しなければ仕事は請け負わないという頑固さがある。
クロス殺害の指示に従わないのは、クロスを人間として尊敬しているからでもあるのね。
妻を愛し、人間的な側面のあるクロスは、孤独なローリエにとって
唯一信頼できる人間で、憧れの存在でもあったかもしれない。
 
 
 
結局ローリエは、クロスを追うことになるのだけど
チャンスがありながらも、引き金を引かず
クロスが二重スパイであるという証拠を追い続ける。
非情になりきれないスパイ同士が、国家に翻弄され対決しなければならないところに
この映画の魅力がありますね。
 
 
ランカスターとドロンはアクションも頑張ってて
適度にハラハラできました。
 
ドロンのキャラが猫好きだったのが良かったなぁ。
しかも野良猫ちゃんが好きなのね。
結局信頼できるのは猫ちゃんだけなのが切ないよ、うん。
 
それにしても、国家命令で他の国の首相を暗殺しちゃうなんてこともあるんだろうかと
ストーリーと別のところで、ふへーー@@
今だともっと問題になりそう(汗)
管さんも気をつけてね~(^^;)

次は「」から始まる映画です。