しまんちゅシネマ

映画ノート

コンテイジョン


 
スティーヴン・ソダーバーグ監督、マット・デイモン主演で描く感染症スリラー『コンテイジョン』を観てきました。
コンテイジョン(2011) アメリ
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:マット・デイモンマリオン・コティヤールローレンス・フィッシュバーングウィネス・パルトロー
ケイト・ウィンスレットブライアン・クランストンジェニファー・イーリーサナ・レイサン
 
地球規模での新種のウィルスの爆発的流行を、豪華キャストで描いた作品です。
 

有名どころで最初に症状を示すのが、香港の旅行から帰国したグィネス・パルトロー
帰国後、翌日にはあえなく死亡退場。。
「何が起こったんだ!」夫であるマット・デイモン悲痛な叫びをあげます。
 
ところが、香港、中国、日本など世界のあちこちで同様の死者が出るものの
死に至るまでの経過があまりに早く、関連性を見つけられない。
その間に感染が広がり、気づけば世界規模のパンデミックが起こっていた・・というお話。
 

コンテイジョンCONTAGIONというのは接触感染を意味していて、
いかに感染していったかを、これでもかと見せるんですね。
やがて、ローレンス・フィッシュバーン率いるアメリカ疾病予防管理センターCDC、
マリオン・コティーヤールがエージェントを勤めるスイスのWHOが動き始め
公表を渋る中、いち早く異常に気づき情報を発信するのが
自称ジャーナリストのブロガー、ジュード・ロー。 

医療が発達したとは言え、致死率の高い新種のウィルスは、今も大変な脅威です。
予防医学に関わる人たちが、どう動くのかも興味深く見ることになりました。

パニック映画とされることが多いけど、パニック的な位置づけは低いでしょうね。
むしろ、社会派的な見せ方をしているのは、ソダーバーグらしいところでしょうか。
最前線で感染経路を追うCDCの免疫学者のケイト・ウィンスレット
妻と息子を失い、一人残った娘を守り、サバイバルするマット・デイモンの葛藤
CDCやWHOのエゴと、それに関わるフィッシュバーン、コティーヤールなど
ヒューマンドラマの部分もオールキャストで見ごたえ十分。
上手さが光ったのはケイト・ウィンスレットでしたね。
 
映画を観終わったときには、いつもより念入りに手洗いしたり
ドアの前で思わず立ち止まる自分がいて
一緒に観た友人に「自動ドアじゃないよ」と言われちゃいました。
 
日本公開は11/12~
インフルエンザのシーズンに見るのがいいかもです。
 
 
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