ソルジャーブルー
ウエスタン祭り便乗 4本目
西部開拓史の汚点となった“サンドクリークの大虐殺”を描く問題作です。
西部劇観るなら、インディアンが出てくるものもってことで観たんですが・・
これ凄かった(/∀\*)
これ凄かった(/∀\*)
ソルジャーブルー(1970) アメリカ
監督:ラルフ・ネルソン
出演:キャンディス・バーゲン/ピーター・ストラウス/ドナルド・プレザンス/ジョン・アンダーソン
ジョージ・リヴェロ/ダナ・エルカー/ジェームズ・ハンプトン
舞台となるのは1864年、インディアンと米騎兵隊の争いが激しさを増すコロラドで
アメリカ軍の一行がインディアンの奇襲攻撃を受けます。
生き延びたのは、クレスタ(キャンディス・バーゲン)と若き兵士のホーナス(ピーター・ストラウス)のみ。
インディアンについて意見を対立させながらも
幾多の危険を乗り越え、砦をめざします。
そうするうちに二人の間には愛情に近い信頼関係が生まれていく・・
そうするうちに二人の間には愛情に近い信頼関係が生まれていく・・
終盤にきて、そのほんわかムードは一変し、
衝撃の大虐殺シーンが再現されてしまうんですね~。
タイトルのソルジャーブルーというのは、キャンディス・バーゲン演じるクレスタが
若い兵士ホーナスをこう呼ぶところからきてますが、
タイトルになっているくらいだから、映画の主人公はホーナスであり
彼の視点で描かれた作品と言えるのでしょうね。
それまで、軍は正しいことをしていると信じていたホーナスも
目の前で繰り広げられる惨劇に愕然とし、やがて「ノー」と叫んで抵抗する。
兵士たちは、そんなホーナスを「狂ってる」と言い放つわけですが
どちらが狂っているのかは、言うまでもない。強烈な反戦のメッセージです。
目の前で繰り広げられる惨劇に愕然とし、やがて「ノー」と叫んで抵抗する。
兵士たちは、そんなホーナスを「狂ってる」と言い放つわけですが
どちらが狂っているのかは、言うまでもない。強烈な反戦のメッセージです。
歴史が繰り返させれることに空しさを覚えるところだけど
こうして真っ向から負の歴史を描き出すことも、映画として意味があることだと思います。
こうして真っ向から負の歴史を描き出すことも、映画として意味があることだと思います。
ホラー特集作品とも言うべき、過激な描写があるので
誰にでもお薦めはできないところだけど・・・
誰にでもお薦めはできないところだけど・・・
純粋な目で真実を見つめていくホーナスを演じたピーター・ストラウスは好感の持てる演技。
リベラルで奔放なクレスタを演じたキャンディス・バーゲンも熱演。
時々サービスショットを交えながら、美しい肢体を披露してくれました。
これ見ちゃうと、邪悪なインディアンと闘う 普通の西部劇の正義が
嘘っぱち~に感じてしまうでしょうね。