しまんちゅシネマ

映画ノート

アラン・ドロンのウエスタン『テキサス』

 
 
エスタン祭り便乗 6本目
『ランゴ』で〆るつもりだったんだけど、テレビで『テキサス』が放送されたので
これを「とり」といたします。私らしいでしょ♪
アラン・ドロン主演のウエスタン! しかもコメディだし
テキサス(1966) アメリ
監督:マイケル・ゴードン
出演:アラン・ドロンディーン・マーティンローズマリーフォーサイス/ジョーイ・ビショップ
   ティナ・マルカン/ピーター・グレイヴス/マイケル・アンサラ/リンデン・チャイルズ
 
ルイジアナの大邸宅ではスペイン公爵ドン・アンドレア(実際にはもっと長い名前w)と
ネイラー家の美しい娘フィービーの結婚式が盛大に行われようとしていた。
ところがひょんなことから、ドンは殺人の罪をきせられ、お尋ね者の身に。
フィービーと後で落ち合うことを約束し、追っ手を逃れテキサスへと向かうドンだったが・・。
 
 
 
アラン・ドロンアメリカに渡り、西部劇に初挑戦した作品ですね。
監督のマイケル・ゴードンはなんと ジョセフ・ゴードン=レヴィットのおじいちゃんなんだって 
本作は、どうやらあまり売れなかったようだけど
テキサスの歴史絡みでもあり、私にはツボな面白さでした。
 
 
まず、時代背景は19848年でしょうね。
テキサスで落ち合うことを約束したドン(ドロン)が、「テキサスのどこで?」と聴くと
「州でもないから、そんなに広くはないでしょ」とフィービー(ローズマリーフォーサイス)。
テキサス大きいでっせーと突っ込みながら、まだ共和国の時代なんだと興味深し。
しかも終わりまじかに、州に統合されたという知らせに町が沸くんですよね。
あぁ、だからタイトルが『テキサス』なんだぁと、ちょい感無量。
(原題は『TEXAS ACROSS THE RIVER』(川の向こうのテキサス)
 
穴を掘ったら石油が噴出すシーンもあり
でも誰もまだ石油の価値を知らず、迷惑な「毒」扱い(笑)
ラストシーンの石油をめぐるインディアンとの会話に爆笑し、大満足で観終えました。
 
 
アラン・ドロンはというと、貴族らしい大らかさがありちょっぴり脳天気。
でも夢もあって、誠実で純粋な役柄なのね。
馬も乗りこなし、インディアン娘と恋をする。闘牛まで披露するしねw
こんな陽気なドロンさまを見るの初めてだったのもあって、意外な魅力発見でした。
 
テキシャン(テキサス人)の牛飼いのサム(ディーン・マーティン)とのカルチャーギャップも面白い。
テキサスの歴史を盛り込んだゆるい笑いにほっこりできる楽しい作品でした!

これにてウエスタン便乗祭り終了~

普通の西部劇は見れてないけどw苦手意識を克服するいい機会になりました。
次はタラちゃんの新作公開前にジャンゴを予習するつもり!
でも公開は来年の12月かぁ。鬼が笑うね