しまんちゅシネマ

映画ノート

プレスリー VS ミイラ男


cinema de しりとり 35回目 【ぷ】

しりとり続けます。
今日は「ぷ」から始まる映画ってことで、『プレスリー VS ミイラ男』
『ファンタズム』のドン・コスカレル監督、『死霊のはらわた』シリーズのブルース・キャンベル主演
ロック界のキングことエルビス・プレスリーは実は生きていた!
しかもミイラ男と戦っちゃう?っていう ファン必見(?)な一本です
プレスリー VS ミイラ男(2002) アメリ
監督:ドン・コスカレリ
出演:ブルース・キャンベルオシー・デイヴィス/エラ・ジョイス/ハイディ・マーンハウト/ボブ・アイヴィ
 
ブルース・キャンベル演じるプレスリーは、
興行暮らしに疲れ、老人ホーム暮らしのそっくりさん(キャンベル2役)と入れ替わる。
ところがそっくりさんが急死してしまい、
プレスリーはテキサスのひなびた老人ホームで寂しい余生を送っているのだぁ。
プレスリーの唯一の理解者ホーム仲間の黒人のジャック(オシー・デイヴィス)は
「自分はJFK」だと思い込んでる(?)変わったおじいちゃん。
 
あるとき、ホームで老人の変死が相次ぎ
その原因がどうやら近くの美術館で展示中に盗まれたミイラの仕業らしいってことになり
プレスリーと自称JFKの黒人じいちゃんは、ミイラ退治に乗り出す!というお話です。
 
イエーイヽ(゚∀゚ )ノ めっちゃ面白そうでしょ。
 

まず、白髪になってもチャームポイントのもみあげがあるとことか
決戦にプレスリーらしい衣装を着るところとか
「実は本物のプレスリー」としてのキャンベルの存在感がとても良かった。
まぁ、プレスリーというよりGメンな若林剛に似てると思ったのは、ここだけの話しw

ところが・・・、なんだろ、これ、かなり微妙(笑)
 
まず、老人たちの変死をミイラの仕業と特定する過程の説明がよーわからん。
色んなことをプレスリーのフラッシュバックで見せようとするんだけど、あいまい。
ケネディと称するジャックがただのボケ老人なのかどうかも結局わからず・・
なにより、この映画のジャンルがよーわからんしね。
 
確かにミイラ男は出てくるから、ホラーっちゃホラーでしょうけど、全然怖くはない。
アクションってほどの戦いもなし。
 

しいて言えば、これは老人の悲哀を描くものだったのかな。
 
かつてキングとして一世を風靡したプレスリーの寂しすぎる余生。
家族にも見捨てられた同室者の死など、結構丁寧に見せてますね。
 
でも、私にはこの映画をどのテンションで観るのが正解なのかが掴めなかったんですよね。
笑えるところもあるのはあるんだけど 全体にテンション低いし
 
この設定ならいっそのことコメディに徹するか、もしくは最後に家族に再会させるなどの
ちょっといい話にすることもできただろうけど、そんなのなし。
でも、キャンベルが地獄から蘇ったミイラと対決するというのは、ファンにはニヤリでしょう。
なにより、キャンベルさんがまだ頑張ってるのが嬉しい気がするし
あえてテンションの低さや、微妙な笑いを楽しむ作品だったかも。
 
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