しまんちゅシネマ

映画ノート

妖女ゴーゴン


 
ハロウィンホラー特集最終日
今日はハマーフィルム製作の怪奇映画『妖女ゴーゴン』。
『吸血鬼ドラキュラ』のテレンス・フィッシャー監督、クリストファー・リーピーター・カッシング競演です。
妖女ゴーゴン (1964) イギリス
監督:テレンス・フィッシャー
出演:ピーター・カッシング / クリストファー・リー / リチャード・パスコ / バーバラ・シェリ
 
ある村で画家とモデルの変死体が発見された。
画家による無理心中であると断定されるが、その父親は息子の無実を信じて調査にやってくる。
しかし父親もまた何者かによって石に変えられてしまう。
事件の裏には、現代に蘇ったゴーゴンの悪霊が存在していたのだった……。(allcinemaより)
 

舞台はドイツのとある村
古城近くの病院の医者を演じるのがピーター・カッシング
彼はこの村で起きた事件の検視を担当する医者でもあり
そのアシスタントを務めるのは美しい女性カルラね。
 
さて、兄と父をこの村で亡くし、その真相を知るためにやってきたのがハイツ
その協力に恩師の教授クリストファー・リーも駆けつけます。
ハイツは父が死ぬ間際に書いた手紙から、石に変えられたことを知るわけですが
医者がその死因を「心臓麻痺」としていたことに疑問を持つわけね~。
 
カッシング演じる医者はなぜ真実を隠そうとするのか
そんなミステリーも含み~の、ちょっぴりロマンスもあり~な怪奇映画となっておりますね。
 
んまぁ、タイトルでもあるから言っちゃいますが
勿論人を石に変えてしまうのは、妖女ゴーゴンでありまして
ギリシャ神話に登場するゴーゴン三姉妹の一人メドゥーサ。
その呪いが現代(でもないけど)によみがえったということらしいですな。
 

まぁね、これまた時代が時代だからして、ゴーゴンのいでたちがアップになったら
ちょいと笑っちゃいます。頭の蛇がひょうきんすぎる~。
そんな陳腐さはあるものの、
ゴーゴン登場シーンの奇妙な歌声?とか、遠くにひっそり立ってる様子とか
ゴシックな雰囲気とかはとてもいいですね。
ゴーゴンを見て石に変わっていく途中の顔にはギョッとして声が出ちゃったり
まぁ、昔の人には怖かったかもしれませんね。
 

今回ゴーゴンを退治するのがクリストファー・リーってことで
ドラキュラ映画の正義と悪とが入れ替わってるところも面白いとされる作品でありました。
 
これをハロウィン特集の最後に選んだのは、
ハロウィンコスチューム的に一番ウケるかも~と思ったからなんだけど
若者は知らないかもね(笑)

ハロウィンホラー特集にお付き合いいただきありがとうございました!