しまんちゅシネマ

映画ノート

紳士は金髪がお好き


 
ミシェル・ウィリアムズマリリン・モンローを演じる『マイ・ウィーク・ウィズ・マリリン』が
来週公開されるのを超楽しみにしています。
『マイ・ウィーク~』が『王子と踊子』の撮影中という設定とのことで、そちらを観たかったんだけど
レンタルがロングウエイトになってた。みんな考えることは一緒なのね(汗)
ってことで、まずはマリリン・モンロージェーン・ラッセとコンビでショーガールを演じた
ミュージカル・コメディ『紳士は金髪がお好き』から観ることにしました。
今頃観たんかい!シリーズかしら(笑)
 
紳士は金髪がお好き(1953) アメリ
監督:ハワード・ホークス
出演:マリリン・モンロー/ジェーン・ラッセル/チャールズ・コバーン/トミー・ヌーナン/エリオット・リード
テイラー・ホームズ/ジョージ・チャキリス/ハリー・ケリー・Jr

ローレライマリリン・モンロー)とドロシー(ジェーン・ラッセル)は
玉の輿に乗ることを夢見るナイトクラブの踊り子。
金持ちの息子ガスとパリで結婚するつもりが、ガスの父親の急病で中止となるが
ローレライはドロシーを誘い豪華客船でのフランス旅行を決行する。
しかし、客船にはガスの父が仕向けた私立探偵マローンが……。


モンロー演じるローレライはお金大好きで、ちょっぴりオツムも弱めというキャラ。
それがモンローの天然な可愛らしさを引き出していて、んもう、キュート。
腰や胸をプルンプルン揺らして踊るダンスもセクシーだけど、むしろ可愛い。
オレンジや濃いピンクのドレスに身を包んだ姿も輝くばかりの美しさで
誰もが目をハートにして恍惚の表情を浮かべるのも無理なしの魅力なんですね~。
 

ストーリーとしてはダイアモンドに目がないローレライが、
客船で出会った鉱山主のティアラに目が釘付けになったことから
あるトラブルへと発展するというものですが、ことを見事に収めるのがラッセル演じる男前のドロシー。
 
正反対の性格ながら、女同士の友情も固いという描き方で
ミュージカルシーンでもフワフワのモンローとキリリとしたラッセ
それぞれの魅力を楽しめる、美味しい作品に仕上がってます。
それにしても、煌びやかかなステージで「ダイアモンド大好き~」と歌う能天気さ
当時は、映画に日常から離れた華やかさを求めた時代で
モンローはまさに時代の寵児だったんでしょうね。
恋愛の描き方としてはモンローのお相手に不満が残るんだけどw
アニメーションが加えられてるシーンなど劇中3度ほど大笑いさせてもらったし、
モンローのコメディエンヌたるところも楽しめたから良しですね。