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映画ノート

トム・ハーディを探せ!スタトレ最終章『ネメシス/S.T.X』

トム・ハーディ塗りつぶし続行中~。
今日は映画版スター・トレックシリーズ最終章となる『ネメシス/S.T.X』




ネメシス/S.T.X
2002年(アメリカ)
原題:
Star Trek: Nemesis
監督:スチュワート・ベアード
出演:パトリック・スチュワートジョナサン・フレイクスブレント・スパイナートム・ハーディ



トム・ハーディスター・トレックに出てたのも意外でしたが、
彼は惑星ロミュラスのロミュラン帝国の新総統シンゾンを演じていて
しかもピカード艦長パトリック・スチュワート)のクローンという重要な役どころ。

ネメシスとはギリシャ神話で,人間の思い上がりに対する神の怒りと罰とを
擬人化した女神を意味するんだそうですが、
シンゾンはあることから大きな憎しみを抱えていて
その怒りに突き動かされ、壮大な目的を達成しようとする男。
その手段としてピカードに接近し、エンタープライズシンゾンの野望を阻止すべく
死闘を繰り広げるという話です。

シンゾンはデータを盗む能力に長けていて
アンドロイドのデータ(名前です、ややこしい)のプロトタイプである
B4(beforeってことでしょうね)を利用したり、人の頭の中に侵入したり
あの手この手で情報を掴み、攻撃してくる。
そのあたりちょっと『インセプション』にも似ていて面白いです。



ま、しかしハーディはピカード艦長のクローンというだけあって
頭もこの通りピカっと(笑)まだ細いしね。
ピカードの若い頃の写真がハーディだったのには笑いました。
ユーモアもいっぱいなのがこの映画のいいところ。




不完全なクローンとして生を与えられたシンゾン
アンドロイドでありながら美しい心で忠誠を果たすデータ
両者を通し人間の本質を問うという描き方が感動的
今回は主要キャストとの別れもあって、結構切ない。

アクション、ユーモア、キャストの演技ともに充実していて
シリーズ最終章を飾るに相応しい重みのある作品でした。


★★★★