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映画ノート

テッド





テッド
2012年(アメリカ)
原題:Ted

監督:セス・マクファーレン
出演:マーク・ウォールバーグミラ・クニスセス・マクファーレン、ジョエル・マクヘイル、ジョバンニ・リビシ
 
 



いじめられっ子の少年ジョンは、クリスマスプレゼントにもらったテディベアのテッドと本当の友だちになれるよう、神様に祈りをささげる。すると翌日テッドに魂が宿り、2人は親友になる。それから27年が過ぎ、ジョンとテッドはともに30代のおじさんになっていた。ある日、ジョンは4年間つきあっている恋人から、自分とテッドのどちらかが大事なのか選択を迫られ……。

実はこれもオスカー特集の一環
というのも監督兼テッドの声をあてているコメディアンのセス・マクファーレン
今回オスカーのホストに抜擢されてるんですね。

友達のいない少年がクリスマスに貰ったクマのぬいぐるみに大喜び
するとクマに命が宿って、二人は仲良しになりました。
ってwそんな子供のファンタジーな世界を
それから27年・・の設定にしちゃったところが面白い。発想の勝利ですね。

少年もクマも大人になって、それでもまだ仲のよい親友同士。
けど31歳のジョン、それでいいのか?ってシチュエーションは
『ザ・マペッツ』のジェイソン・シーゲルの場合と酷似。
本作では4年越しの恋人ミラ・クニスから選択を迫られたマークが
クマとの人生を見つめなおすという物語。


 本作ではまずテッドのキャラが面白いんですね。
本来のテディベアとのギャップもあって、テッドのスケベでおっさんなキャラに笑える。
恋の行方とクマとの友情物語をヒューマンコメディで描きつつ
後半は思わぬサスペンス&アドベンチャーな展開に。
80年代のSFやファンタジー映画に登場した人物が出てきたり
オマージュも満載だったりするので、そういう映画に詳しいと余計楽しめるはず。
カメオ出演のスターたちにも笑わせてもらいました。

 ただし、アメリカンジョークを笑えるかは個人差があるところ。
私はテッドのキャラに前半馬鹿笑いして観たのだけど慣れてきたらちょっと退屈したw
期待しすぎは禁物かな。

★★★☆