しまんちゅシネマ

映画ノート

トッド・フィリップス『ロード・トリップ』




ロード・トリップ(2000)アメリ
原題:Road Trip
監督:トッド・フィリップス
出演:ブレッキン・マイヤー/ショーン・ウィリアム・スコット/エイミー・スマートフレッド・ウォード/DJクオールズ/レイチェル・ブランチャード
日本未公開
ハングオーバー』シリーズのトッド・フィリップス監督の初期の作品です。

NYの大学に通うジョシュ(ブレッキン・マイヤー)はステファニー(レイチェル・ブランチャード)と遠距離恋愛中。ある日手違いから彼女に浮気のビデオを送りつけてしまったジョシュは、ビデオを取り返すため、車でテキサスまで行くことにする・・




ジョシュに同行するのが悪友二人+車の持ち主カイル
途中お金に困った4人は精子バンクで資金を調達する・・・ってことで
はい、昨日の『人生、ブラボー!』と精子バンクで繋げてみました(笑)

数年後の回想の形で描くなど、ちょっと凝った作りですが
厳格な父親との確執や、道を見出せない不安など
思春期の若者の成長を阻害する要因に言及し、それを解決して見せたり
ちょっとしたドラマを絡め青春成長物語に昇華させてますねぇ。

最初はどんだけ晩生なんだと思わせるカイル役のDJクオールの思いがけない活躍にも笑う。
エイミー・スマート等女性陣の脱ぎっぷりもよく
ちょっとHなシーンで笑わせてくれるのもトッド監督らしいところ。
お得意の(?)動物ネタも出てきます。

途中の風景をもう少し見せて欲しかったし
欲張りすぎな感もいなめないけど、楽しかったのは間違いなし。
思わぬ拾い物な一本でした。