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映画ノート

【映画】ラヴレース




アマンダ・セイフライドが伝説のポルノ女優ラヴレースを演じて話題の伝記映画。日本公開が決まったようなので観てみました。
ラヴレース(2013)アメリ
原題:Lovelace
監督:ロブ・エプスタン
出演:アマンダ・セイフライドピーター・サースガードハンク・アザリア/アダム・ブロディ/ボビー・カナヴェイルジェームズ・フランコ/ クリス・ノース/クロエ・セヴィニーシャロン・ストーン
ジュノー・テンプル
日本公開:2014/3・14
伝説のポルノ女優リンダ・ラブレースご存知の方も多いかな。
私は何かの映画の記事を書いたときに『ディープ・スロート』という意味を知ったんですが、本作でアマンダちゃんが演じるリンダ・ラヴリースの特技wがディープ・スロートで、『ディープ・スロート』というポルノ映画がセンセーションを巻き起こしたらしい。映画はリンダの悲劇的な人生を描きます。

 厳格な家庭で育ったリンダは、チャック・トレイナー(ピーター・サースガード)と門限破りのデートをしたことから家を追い出され、チャックと暮らすことになります。そのチャックに手ほどきを受けたのがディープ・スロートの荒業・・(汗)
チャックはこの技を武器にリンダを業界に売り込み、自身はマネージャーに収まります。
しかし、最初は優しかったチャックは次第に暴力的になり、リンダを金儲けの道具のように扱うようになるんですねぇ。柔らかい物腰で無垢な女たちを巧みに口説き、不幸に陥れるヒモ男を演じさせたらサースガードの右に出るものはいない。チャックの中にある劣等感や自己嫌悪といった二面性を垣間見せる演技も秀逸です。





 リンダは一度両親の元に逃げ帰るんですが、夫に従うのが妻のあるべき姿と考える母親はこれを受け入れない。もしも母親がもっと娘の味方であったなら、リンダの不幸はここで終わっていたかもしれないのに・・。
厳格な母を演じていたのがシャロン・ストーンだったことに、観てるときは気づかなかった。

 いやぁ、それにしてもアマンダちゃん、よくやったなぁ。
本物のリンダさんに似てるのかなと、Netflixを検索したら『インサイド・ディープ・スロート』というドキュメンタリー映画がストリーミングにあったのでチラリと見てみたら、きつめの風貌が少し似てる。実際のディープ・スロートシーンもあって心底驚いた(笑)あり得ないほどディープですから・・(汗)
映画の中でも撮影中に監督やスタッフの目がテンになる様子が笑えるんですよ(笑)

 ま、そんなこんなだし、アマンダちゃんの少女のお尻と、熟れすぎた豊満な胸を拝めるのもあって、男性にはたまらない一本ではないでしょうか。
しかし、映画としては単なるエロ映画にはしていなくて、後に女性活動家として活躍したリンダの意思も伝えています。時代を思い起こさせるファッションや音楽など、カルチャー面も見所のひとつでした。



スター俳優風のジェームズ・フランコ君の色男ぶりには笑った。
出番は少ないけどきっちり仕事するフランコ君はさすがだわ。
 

トラックバック一覧

  1. 1. 「ラブレース」のアンチポルノの視点がオヤジには新鮮でした。

    • [今昔映画館(静岡・神奈川・東京)]
    • March 03, 2014 17:36
    • 今回は新作の「ラブレース」をヒューマントラストシネマ有楽町1で観てきました。この映画館は飲食OKなんですが、隣でビール臭いのは、正直ご勘弁なんだよなあ。指定席は移動できないんだから、基本飲食NGにして欲しい。まあ、コーヒー臭いのはダメ、ポップコーン臭いの