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映画ノート

【映画】金正恩暗殺『ザ・インタビュー』

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ザ・インタビュー(原題) (2014)アメリ
原題: The Interview
監督:エヴァン・ゴールドバーグ/セス・ローゲン
出演:ジェームズ・フランコセス・ローゲン/リジーキャプラン/ランドール・パーク/ダイアナ・バン
日本公開: 未定
ご存知、金正恩暗殺をネタにしたジェームズ・フランコセス・ローゲン主演のコメディです。
ソニー・ピクチャーズがサイバー攻撃を受けテロ予告されたことで、公開とソフト化の中止を宣言。
しかしオバマ大統領の擁護発言で一転、限定公開&ネット配信されることになったという話題の一本。
オンライン配給だけでも物凄い興行収入をたたき出してるらしいから、世の中どう転ぶかわからないですね。
車で18分ほどの映画館で上映してるので私も観にいこうと思ったんですが、結局youtubeの有料サービスで視聴しました。
いや~、これは思った以上に面白かった。


フランコ&セスが演じるのは、キャリアの変換期を迎えた人気トーク番組の司会者とプロデューサー。
彼らは北朝鮮の最高指導者金正恩氏のインタビュー企画を立ち上げるんですが、それがCIAの知るところとなり、あらんことか暗殺を依頼されてしまう・・という話。

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一国の指導者を暗殺する話なので、顰蹙なのは確かでしょう。
でもむやみに北朝鮮を揶揄するのでなく、偏見を捨て交流した上で金氏のトラウマに触れてみたり
北の事情にも理解を見せているので、いやな感じじゃないんですよね。
しかし一方的な視点ではあるものの、劣等感が引き起こす狂気や北の「嘘」を暴くという形なので、
これ国民に観られたらやっぱりヤバいでしょうなぁ。
サイバー攻撃の真相は知りませんが、公開を阻止しようとしても不思議じゃない。


共同監督にエヴァン・ゴールドバーグというのは、『ディス・イズ・ジ・エンド』と同じですね。
ある意味社会派な側面もありつつ、基本はしっかりコメディ。
セス映画らしいシモネタ満載にして、アクション的にも見せ場あり
素人のにわかスパイものとしても大いに笑わせてくれました。

これは劇場で観ても満足したと思うわ。