しまんちゅシネマ

映画ノート

【映画】ターミネーター



原題:The Terminator


あらすじ
未来で繰り広げられている人類VS機械の果てしない闘い。機械軍は人類のリーダーであるジョン・コナーを歴史から消すべく1984年のロスへ冷徹無比の殺人機ターミネーターを送り込んだ。

感想
ご存知アーノルド・シュワルツェネッガーが未来からきた暗殺者ターミネーターを演じるシリーズ1作目。おさらいで観ました。

80年代、いろんな種類のタイムトラベル映画が生まれたけれど
人工知能の行く末を描き、絶望的な未来像を見せた本作は、
今観ると余計に時代先取り感がありますね。

シュワちゃんの最強にして最凶なマシーンっぷりがまず最高。
銃をぶっ放しても車に轢かれても死なないんだから強いなんてもんじゃない。
例のズズズズンズズンの音楽とともにどこまでも追ってくるさまはホラーだよ。

しかし、未来の人工知能ならそれこそスカヨハの『ルーシー』みたいに、サラの居場所も即座に割り出しそうなものなのに、そこはまだ80年代。
色々にアナログで、ゆえに関係のない人を巻き添えにしてしまうあたりが不条理で面白いし、頭いいはずなのに悪そうな眉毛のないシュワちゃんが嵌っております。



個人的にたまらなく好きなのが、サラ(リンダ・ハミルトン)とカイル(マイケル・ビーン)の数時間のロマンスなぁ。
マイケル・ビーンもかっこよし。
写真のくだりとか、卵とニワトリどっちが先?的な部分も
タイムトラベルものの面白さを最大限に引き出していて好きだわぁ。

共同脚本のゲイル・アン・ハードは監督の元妻。
骸骨ターミネーターがカクカクだったり、映像技術はまだ発展途上の時代
これだけ魅せるアクション映画を生み出したのはさすが。


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