【映画】大脱走 コルディッツ収容所
大脱走 コルディッツ収容所(2005)イギリス
原題:Colditz
監督:スチュアート・オーム
あらすじ
ドイツ軍の捕虜として捕らえられたイギリス兵4人は収容所からの脱走を試みるが成功したのはニックのみ。一人は射殺されジャックとウィリスが捕らえられコルディッツへと送られた・・・。
感想
第二次世界大戦中、ドイツ軍の捕虜となりコルディッツ収容所に収監されたイギリス兵の愛と脱走を描くイギリスのテレビ映画です。
このコルディッツという収容所では、捕虜たちは比較的自由を与えられています。
しかし脱走に失敗すれば独房送りとされ、抵抗するものには容赦なく銃口が向けられます。
タイトルからてっきり骨太脱走映画かと思いきや・・
ジャックに関してはこれが三角関係ドラマになっちゃうんだな。
こいつが何故かMI9に所属することになり、リジーを愛するがゆえにとんでも工作をするんだわ。むはーーーー
まぁしかし近くで愛してくれる人に心が傾くのも女心。
こういう関係は戦争中にはよくあったのかもしれません。
本作は前後編二部構成になってまして、
脱走シーンは緊張するし、恋の行方も気になるので、本来の見方で一週間とか置くとワクワク観れると思うんですけど、通して観るには3時間超えは流石に疲れました。
しかしその分、脇の登場人物にもドラマが仕込まれていて
父親に認められたいという気持ちから、いつしか脱走に取り付かれてしまっていたウィリスのエピソードなど、戦争のもたらす痛みを如実に描いているのが秀逸でした。
さて、今回のトムハ萌えポイントは恋するトムハということになるかな。
トムハの恋愛ものって少ないですよね。
ただ、ジャックとリジーの恋の過程を殆ど描かないまま収容所シーンになってしまってるので、もうひとつロマンスに引き込まれない。
恋敵となるニックがあまり魅力的じゃないこともあって、三角関係にドキワクがなくて残念なんですよ。『パールハーバー』とかだとジョシュが切なくてキュンとしたけどなぁ。
ま、でもユニフォーム姿のトムハがキュートだったのでよしとしましょう。