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映画ノート

SHERLOCK(シャーロック)


SHERLOCK(シャーロック)(2010)イギリス
原題:Sherlock
監督:ポール・マクギガン
出演:ベネディクト・カンバーバッチマーティン・フリーマン/ ルパート・グレイヴス /ユーナ・スタッブス/ ルイーズ・ブレーリー/ マーク・ゲイティス/ アンドリュー・スコット/ ジョナサン・アリス/ ヴィネット・ロビンソン/ リサ・マキャリスター


毒物を飲んで自殺するという事件が連続し、警察が動き出す。レストレード警部の依頼を受けたシャーロックはピンクのスーツに身を包んだ4人目の被害者の推理にとりかかる・・

英国男優総選挙 特集 7回目
 



この総選挙を語るのに『シャーロック』は観てませんじゃヤバイだろってことで、初めて観てみましたよ。まだシーズン1のエピソード1のみですけど(笑)

私ときたら、本『シャーロック』が現代を舞台にしてることも知らなかったんですが
(笑)思っていたより100倍面白かった!!(笑)

シリーズ1本目となる本エピソードは
シャーロックとワトソンの出会いを描き、
自殺に見せかけた連続殺人事件の怪を解き明かします。

まずは、出会いのシーン
ワトソンを一目見ただけで、彼が戦争に行っていたことや
身体状況ふくむ今の状況まで推理してしまうシャーロックに
完全に惹き込まれました。

これまで沢山の人がシャーロックを演じて、
いろんなタイプのシャーロックがいるんだろうけど、
よどみなく言葉を繋鋭い推を展開するカンバーバッチのシャーロックは、リズミカルで所作も美しく、天才振りが際立ちました。

嬉々として事件に臨むサイコさは『ナイトクローラー』のジェイクにも通じるところだけど、シャーロックはお金に興味はなく、ほんとの推理バカなところがジェイクとは違う。カンバーバッチのもつ独特の品とイノセントな個性もシャーロックにドンピシャ。

時代背景を現代にしているため、スマホなどのアイテムを活用した
新しい推理が展開されるのも面白さでした。

さて、忘れちゃいけないマーティン・フリーマン
マーティン演じるワトソン君は戦争で負傷し退役した医者を演じてます。
戦争のトラウマを抱えてはいるけれど、
彼が危険な刺激に飢えてることをシャーロックは見抜いている。
かくして最高にエキサイティングなコンビが誕生するわけです。

奔放なシャーロックに振り回され、
しかめっ面でいらだちを飲み込みながらも
体から沸き出るワクワク感には抗えないワトソン。
彼がシャーロックとその推理にどんどん引き込まれていくさまに
自分の興奮を重ねて観ちゃいました。

2人の距離が近づいていくのが楽しみでたまらないのも彼らの魅力ゆえ。

ということで、マーティンを推す人が多いことにも納得!!
『シャーロック』続けて観たいと思います。