しまんちゅシネマ

映画ノート

【映画】娘がゾンビに。そのときシュワちゃんは『マギー(原題)』

英国男優総選挙の結果が発表されましたが
ネット上では、結果に言及した記事に閲覧規制がかかってますね。
「スクリーン」の売り上げに関わるでしょうからしゃあないか。
ということで、特集は結果の閲覧が解禁になってからするとして
先にハロウィンホラー特集いっといます。
まずはアーノルド・シュワルツェネッガー主演のゾンビ映画『マギー』です。
Maggie(原題)(2015アメリ
原題:Maggie
監督:ヘンリー・ホブソン
日本公開:?
ゾンビウィルスが蔓延する近未来。
ウェイドの娘マギーもウィルスに感染しゾンビ化が始まってしまう。。

シュワちゃんゾンビ映画?ってことで観たんですけど、
思ったのとちょっと違ったな。
本作はゾンビウィルスに感染してしまった娘マギー(アビゲイル・ブレスリン)と娘を愛する父親の葛藤を描く物語で、シュワちゃんがライフル片手にゾンビをぶっ放すといった映画ではなかったのね~。そういうシーンが皆無ではないですが。
このウィルスに感染しても進行が遅いため、しばらくは日常生活が可能。
そのため、本人家族は来る日のために準備をしないといけないわけですが・・
まぁ、それも残酷ですよね。
シュワちゃんはドラマチックな演技に挑戦したかったようで、
深い皺の刻まれたウェイドが静かに涙を流すシーンなどなかなか良かったし
役者としての方向性を考えると正解だと思う。
ただし、緊張するシーンなどは少なめで、葛藤しながら静かに時をやり過ごす父と娘という絵を延々見せるには95分でも冗長に感じた。
ゾンビ目線の視覚効果や音響は面白いものがあったので、ショートムービーならよかったかも。
死んだ妻の忘れ形見である娘への愛が切ない
ひたすらメランコリックな映画でした。