【映画】エージェント・ウルトラ
エージェント・ウルトラ(2015)アメリカ
原題:American Ultra
監督:ニマ・ヌリザデ
脚本:マックス・ランディス
出演:ジェシー・アイゼンバーグ / クリステン・スチュワート/ ビル・プルマン/ トファー・グレイス/ ウォルトン・ゴギンズ/ コニー・ブリットン
日本公開:2016/1/23~
【あらすじ】
コンビニ店員のマイクは勤務中、客を装った女性に妙な暗号を告げられる。
【感想】
ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート共演の痛快アクションコメディです。
ジェシー君演じるマイクはアニメの落書き以外になんのとりえもないコンビニバイト青年。
マイクの唯一の自慢は同棲中のガールフレンド、フィービー(クリステン・スチュワート)。
しかしプロポーズしようとハワイ旅行を企てるも、空港でパニック障害を起こし、飛行機にすら乗れない。
そんなダメダメマイクにある日、転帰が訪れる。
コンビニにやってきた女性客に何か呪文のようなものを唱えられたあと、彼の中で何かが覚醒したのだ!
これは面白かった。
ここのところ映画界は「覚醒」ブームでしょうか。
本作も主人公マイクの中で何かが覚醒するんですが、その秘密についてはあえて伏せますね。
何者かにいきなり襲撃され、苦し紛れに反撃したら持ってたスプーンで相手を瞬殺!
自分なに?と『ジェイソン・ボーン』的に葛藤するマイクですが
そうする間にも刺客が送り込まれ、フィービーと2人必死に逃げる。
一体誰が何の目的でマイクを亡き者にしようとしてるのかをミステリーコメディ風に見せる作り。
『007』のオマージュかと思える敵がいたり、CIAをおちょくっていたりとなかなか楽しい。
ジェシー君とクリステンがアクションで頑張ってるところも見所ですね。
監督は『プロジェクトX』に続く本作が二作目のニマ・ヌリザデ。
脚本は『狼男アメリカン』などのジョン・ランディスの息子、マックス・ランディス。
若手の実力派ジェシー君とクリステンの演技力もあって、コメディとシリアスの混ぜ具合もいい塩梅。
同時進行するプロポーズ大作戦もキュートで、ロマコメとしても楽しめます。
が、小出し感も否めないところを見ると、続編を視野に作られたのかな。
もしこれで完結なら、過去のことなどもう少し見せて欲しかった
1本目が売れないことには2本目はないよねぇ。
日本公開は1/23~