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映画ノート

【映画】『ミラクル・マイル』とアトランダム映画祭結果

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ラクル・マイル(1988)
アメリ
原題:Miracle Mile
監督/脚本:スティーヴ・デ・ジャーナット
出演:アンソニー・エドワーズ  / メア・ウィニンガム/ ジョン・エイガー  /ルー・ハンコック/ ピーター・バーグ/ アール・ボーエン

博物館に勤めるラリー(アンソニー・エドワーズ)は、ある日見学にやって来たジュリー(メア・ウィニンガム)に一目惚れし、デートの約束をするが、寝過ごして遅れてしまう。深夜、待ち合わせ場所のコーヒー・ショップについたハリーは、そこの公衆電話で、間違い電話を受ける。その内容は、何と数時間後に核戦争が起きるというもので・・


【感想 
アトランダム映画祭が終了しランキングが発表されました。
7本のコンペ作品から見事1位となったのが、私も1位に選んだこれ

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公衆電話にかかってきた間違い電話から、「数時間後に核戦争が起きる」ことを知ってしまった主人公の奮闘とことの次第を描くパニック・アクション映画です。

ふむ、88年で核戦争を題材にするには少し遅すぎる気もしますが・・
電話を受けた主人公もにわかには信じられない気持ちながら
「もし本当だったら」という思いから、安全な場所を目指そうとする。

観客も「嘘」か「間違い」だろうと推測しながら経過を見守ることになるんですが
桃太郎みたいにそこらの人々を引き連れて生きる道を探るさまをニマニマ見ていたら
いつのまにか噂が広まり、街は大パニック。
スペクタクルなアクションが展開することに唖然としました。


この映画はいくつか面白い要素があると思います。
1根拠のないうわさが人をパニックに陥れることの怖さ
2核戦争の恐怖と生き残りをかけたエゴ
3パニック・アクションもなかなかのスケールで
4運命や5ロマンスも感じます。

どうして私がこれを一位に選んだかというと
やっぱり運命とロマンスの部分ですね、多分(笑)
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はじめは、まだ初デートくらいの付き合いの浅い二人なのに
と思ってしまうんだけど、ラリーがジュリーと出会うのも
デートに遅刻するのも、公衆電話の電話を受け取るのも
なんだか運命に導かれているような感覚になる
二人が一緒にいなければならないのも運命
人はいつか死ぬしそれも運命
そんなところを勝手に気に入ったんだと思う(笑)
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あと、映画祭コンペ作中最後に観た作品でもあって印象に残ったのとw
一番お金かかっていそうな本作を観て、
他のインディーズ作品がかすんだのあるかな(笑)

そんな風に感覚主義で映画を観てるので、まるでロジカルじゃないですが
今回の私のランキングは

1『ミラクル・マイル』
2『ゴーストアビス』
3『ソランジェ 残酷なメルヘン』
4『最後まで行く』
5『パラサイト・バイティング 食人草
6『ハーレクィン』
7『マニアック・コップ』

となりました。



みんなのランキングが

1『ミラクル・マイル』
2『ソランジェ 残酷なメルヘン』
3『ゴーストアビス』
4『最後まで行く』
5『パラサイト・バイティング 食人草
6『ハーレクィン』
7『マニアック・コップ』ゴーストアビス』

で、私のランキングと2位3位が入れ替わっただけというものだったので
私はごく平均的な見方をしたってことでしょうか(笑)


ともあれ、映画祭に参加された皆さんお疲れ様でした。
我が家ののっかり映画祭企画もこれにて終了です。

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携帯デカっ




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