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映画ノート

【映画】ドント・ブリーズ

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ドント・ブリーズ(2016 アメリ
原題:Don't Breathe
監督:フェデ・アルバレス
脚本:フェデ・アルバレス /ロド・サヤゲス
出演:ジェーン・レヴィ
ディラン・ミネット/ダニエル・ゾバット/スティーブン・ラング
日本公開:2016/12/16

【あらすじ
ろくでもない親に育てられ、妹と家を出ることを切望するロッキー(ジェーン・レヴィ)は不良のボーイフレンドと友人と3人で強盗を企てる。ターゲットは一人暮らしの盲目の老人。簡単に思えるミッションだったが。。


感想
「英国男優50人斬り」お休みして、劇場鑑賞した2本の感想を。
まずは『ドント・ブリーズ』(原題)。
老人宅に強盗に入った若者3人が思わぬ危険にさらされるというホラー・スリラーです。
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これは面白かった。
観終わって知ったことだけど、これサム・ライミが製作に関わった『死霊のはらわた』リメイク版のスタッフと再びタッグを組んだ作品とのこと。
あまり評判の良くなかったそちらのは未見なんですが、本作ではスリルの畳みかけ方が半端ない。

公開(多分あるでしょう)前なので多くを語れませんが、言えるのは年寄りを侮ってはいけないということ。
原題はDon't Breath「息をするな」。
若者は息をひそめて、この爺さんに向き合うことになるんです。
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もうね、88分間緊張しっぱなしで肩凝ります。
気づけば一緒に息とめてたしね(笑)

え?というショックをぶち込んだあとは、常識をことごとく覆し、ジワジワと恐怖を煽ってくる。
老人のことが分かるにつれ、否が応でも若者を応援してしまうし、ヒロイン、ロッキーには命を懸けて守りたいと思う妹がいるのを知っているので、壮絶な脱出劇に手に汗握りました。

最近のホラーにしては安い怖がらせシーンやスプラッターがなく、ライミにしてはグロさもない。。と思いきや、後半はアレに吐きそうになった。
何よりもグロくスプラッターよりもエグい。でも唯一のユーモアでもあるかな。

それほどお金はかけてないだろうと思う作品ですがカメラワークと編集、効果音がいい。
わんこ含め役者の演技も秀逸でノンストップのスリルに身を委ねました。

IMDb7.6と、この手のホラーにしてはなかなかの高得点です。
続編ありかな。






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