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映画ノート

【映画】ノクターナル・アニマルズ

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 ノクターナル・アニマルズ(2016 アメリ
原題:Nocturnal Animals 

【あらすじ】
夫との関係に不安を覚えるある日、ス―ザンの元に元夫のエドワードから小説の原稿が届く・・。
「読んで感想を聞かせて欲しい」とメモのあるその原稿には、ドライブ中にトラブルに巻き込まれるある一家の話が、つづられており・・


オスカーシーズン到来ということで、前哨戦がらみの作品を観ていきます。

まずはサテライト賞の作品賞にノミネートされた『ノクターナル・アニマルズ』。
シングルマン』のトム・フォードの監督2作目となるスリラーです。
今回はゲイは出てきませんが、「失ったものへの思い」という点で通じるものがあるかも。

ジェイク・ギレンホール演じるエドワードは、小説の原稿を元妻のスーザンに送り付けます。
これが劇中劇となり、トラブルに巻き込まれる主人公トニーをジェイクが演じてるんですが、マイケル・シャノンアーロン・テイラー=ジョンソン等、うまい役者も脇を固め見ごたえあり。サスペンスフルでこれだけで十分一本の映画になるクオリティです。しかし暴力的で泥臭い(ただし死体はスタイリッシュ)こういう映画をトム・フォードがも撮るのかというのは驚きです。
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小説のタイトル『ノクターナル・アニマルズ』は夜行性動物の意味。
不眠症のスーザンが昔元夫にこう呼ばれていたと語るシーンがあり、すなわち小説は少なからずスーザンに関係してるのです。

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エイミー・アダムスの衣装や住まいなどがスタイリッシュなのはさすがトム・フォード


ジェイクは、スーザンのフラッシュバックの中で若き日のエドワードとしても登場するんですが、面白いことに現在のエドワードは一度も姿を見せません。
それでも映画が終わるころには、「失ったもの」に対するエドワードの思いを感じることになるわけで
なかなか面白い見せ方だと思います。

スリラーの形をとりながら、中身はロマンス。
ただし、ラストシーンは解釈を観客にゆだねる形になるので、ロマンスをどう終わらせているかは見てのお楽しみということで。

しかし、玄関の前にトイレってw
テキサスの家はみんなそうか思われたら困るなぁ。
それにアーロン君、うん○見せてくれなくていいから(笑)



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