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映画ノート

【映画】エイリアン3

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エイリアン3(1992
アメリ
原題:Alien³
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:
シガーニー・ウィーヴァー/ チャールズ・S・ダットン /チャールズ・ダンス /ポール・マッギャン /ブライアン・グローヴァー /ラルフ・ブラウン

【あらすじ】
2270年、エイリアンの脅威から逃れたリプリーの乗る救命艇が囚人惑星フィオリーナに不時着。唯一の生存者だったリプリーは男ばかりの惑星に波紋を起こす。そんな中、エイリアンが惑星に紛れ込んでおり、囚人たちを次々と襲撃し・・


【感想】
ようやくネットが復活。色々やることがあって映画生活にどっぷりとはいかないんですが、今日はテレビで『エイリアン3』を観たので感想を。
恥ずかしながら『エイリアン3』、これまできちんと腰据えて観てなかったわ。

これ、エイリアンと死闘を繰り広げたリプリーが他の生存者とともに救命艇に乗り込んだところで終わる『2』の正当な続編という形ですね。その後救命艇は宇宙を漂流し、たどり着いたのは囚人たちの惑星。
案の定エイリアンを連れてきていて惑星で大暴れという設定。
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監督はこれが長編初監督となるデヴィッド・フィンチャー
まだ無名の新人だったせいか、当時の評判はイマイチ。
新人監督がフルに手腕を発揮する環境ではなかったでしょうから、作品のアラはやむを得ないところもあるのかな。
囚人たちがリレーのようにエイリアンを溶鉱炉に追い込むさまはなかなかスリリングだったし、エイリアン目線と思われる逆さ映像も緊迫感があってよかったけどね。

古い映画なのでネタバレしますので未見の方はご注意ください。


個人的にはリプリーチャールズ・ダンスさん演じる医師にモーションかけたのにはビックリw
リプリーってそんなキャラだった?(笑)
でもリプリーも女性だというのは強調されたのかな。
ボウズ頭でもシガニーさん美しかったわ。
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『2』で守り抜いた少女の死を悲しむ姿には母性を感じたし
それでもエイリアンの存在を確かめなければならないところに、リプリーの背負った悲しき使命をみたよね。
その点はラストのリプリーの行動への伏線とも感じた。
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まぁ、囚人たちのキャラをそれぞれに掘り下げてては時間が足りないでしょうから、ドラマ的にはこの程度でいいとして、それでもダンスさんの背負った十字架がきちんと説明されていたのはよかったな。

今観るとエイリアンが犬に寄生したとこなんかは『遊星からの物体X』だし、『ターミネーター』を彷彿とさせるところなど古い作品へのオマージュを感じるところも。
逆にエイリアンとの鬼ごっこは『ライフ』的で、新しい映画に影響を与えていくのも名作ってもんですね。

あと『エイリアン コヴェナント』を観た今これを観ると、あるキャラクターの言動が別の意味を持ってくるように感じる。
ここはネタバレできないけど、『コヴェナント』を観る前にこれもチェックしておくといいのでは?と思います。




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