しまんちゅシネマ

映画ノート

【映画】ザ・ルーム(2003)

ザ・ルーム
The Room
 
12月になり、オスカーに絡みそうな作品が公開され始めました。
気になる作品の筆頭が、ジェームズ・フランコ君主演/監督の『The Disaster Artist 』。
これ、サイテー映画として名高い『ザ・ルーム』の撮影秘話となる作品らしいんですね。ならばまず元映画をチェックしとこうかってことで観てみました。

【あらすじ】
ジョニー(トミー・ワイゾー)とリサ(ジュリエット・ダニエル)は7年来の恋人同士。結婚間近の二人だったが、ここにきてリサの様子がおかしい。結婚を迷い始めたリサは、あろうことかジョニーの親友マーク(グレッグ・セステロ)を誘惑し・・・

なにこれwww
三角関係にある恋人同士とその仲間たちのお話だけど、主演陣の演技は学芸会並みだし、会話やキャラにも一貫性がなく、まとまりのない映画という印象。センチメンタルなBGMに乗せあえぎ声を響かせるHシーンなんか、ソフトなTVポルノの世界で、恥ずかしいのと可笑しいのとで変な笑いがこみ上げてしまったw 
 
いきなりタキシードでフットボールが始まるのにも「???」だし(笑)これがカルトと言われるようになったのはなぜでしょう。
監督兼主演のトミー・ワイゾーによると、ルームというのは人と人が触れ合う空間で、彼はこの映画で人間関係や人生を表現したかったとのこと。そういわれてみれば、ジョニーは友情や対人関係をとっても大事にする人でした。
裏切りはこれほどまでに人を傷つけるのだということも伝わるし、基本的に優しい映画なんでしょうね。
今でも世界中で定期的に上映されるほど多くのファンがいる本作の魅力は、そういうところにあるのかな。まぁ、サイテーぶりが楽しいということもありそうだけど。

フランコ君映画では撮影風景の混乱ぶりが面白おかしく再現されてるようで、トレイラーだけでも爆笑です。
『ザ・ルーム』観なくても支障なさそうだけど、元ネタ知ってると余計に楽しいのかも。
 

映画データ
製作年:2003年
製作国:アメリ
監督/脚本:トミー・ワイゾー
出演:トミー・ワイゾー
   グレッグ・セステロ
   ジュリエット・ダニエル