スコルピオ
マイケル・ウィナー監督、アラン・ドロン バート・ランカスター共演のスパイアクション『スコルピオ』です。
スコルピオ(1972)アメリカScorpio監督:マイケル・ウィナー
出演:バート・ランカスター/アラン・ドロン/ポール・スコフィールド/ゲイル・ハニカット/ジョン・コリコス/J・D・キャノン/ヴラデク・シェイバル
■感想
殺し屋ローリエ(アラン・ドロン)は、CAI諜報部員クロス(バート・ランカスター)と中近東某国の首相を暗殺した際、CIAの幹部にクロスも殺すよう指令を受けていたが、付き合いの長い彼を殺すことができなかった。
CIAの罠にはまり命令を聞かざるを得なくなったローリエは、逃亡したクロスを追うことになる・・
ドロン演じるローリエは、スコルピオ(さそり)と呼ばれるクールで腕が立つ男だけど自分が納得しなければ仕事は請け負わないという頑固さがある。
クロス殺害の指示に従わないのは、クロスを人間として尊敬しているからでもある。
妻を愛し、人間的な側面のあるクロスは、孤独なローリエにとって
唯一信頼できる人間で、憧れの存在でもあったかもしれない。
結局ローリエは、クロスを追うことになるのだけど
チャンスがありながらも、引き金を引かず
クロスが二重スパイであるという証拠を追い続ける。
非情になりきれないスパイ同士が、国家に翻弄され対決しなければならないところに
この映画の魅力がありますね。
チャンスがありながらも、引き金を引かず
クロスが二重スパイであるという証拠を追い続ける。
非情になりきれないスパイ同士が、国家に翻弄され対決しなければならないところに
この映画の魅力がありますね。
ランカスターとドロンはアクションも頑張ってて
適度にハラハラできました。
適度にハラハラできました。
ドロンのキャラが猫好きだったのが良かったなぁ。しかも野良猫。
サムライの小鳥みたいにクールで孤独な男と小動物のコラボの妙。
本作でも、結局信頼できるのは猫だけなのが切ない。
本作でも、結局信頼できるのは猫だけなのが切ない。
国家命令で他国の首相を暗殺するなんてことがあるんだと
ストーリーと別のところで驚いたけど、ビンラディン暗殺なんかもあったし
今ならそれもありと納得。
*yahooから移行した記事を加筆して再掲しています。