しまんちゅシネマ

映画ノート

ナインスゲート


「ナ行」制覇シリーズ第7弾。トリを飾るのはジョニーです。
1999年(フランス/スペイン)監督: ロマン・ポランスキー 出演: ジョニー・デップ / フランク・ランジェラ / レナ・オリン / エマニュエル・セニエ 【ストーリー】世界中の希少本を探す、書籍の探偵コルソ(ジョニー・デップ)。彼はある富豪の依頼を受け、世界に3冊しかないという伝説の悪魔の祈祷書を探していた。ニューヨークからスペイン、ポルトガルと祈祷書を追って旅するコルソ。だがそんな彼の周囲では、不可思議な殺人が続発してゆく。
■about movie
ロマン・ポランスキー監督によるオカルト・ホラー。
禁断の「悪魔の書」を手にした古書ブローカーに起こる恐怖を描きます。



■見所
・続発する殺人。謎が謎を呼ぶ展開でサスペンスとして楽しめます。
・「悪魔の書」を求める真の目的は何か・・・オカルトタッチの重厚かつ不思議な雰囲気がいい。

■感想
・登場人物が全て謎。「こいつはいったい誰?」
 その謎が明らかになればなるほど「ふへ~???」なんです。
・人間の欲望の行き着く先にあるものは何か・・・。
 悪魔は存在するのか。そして人間は悪魔になることができるのか、
 もしも身近にいるこの人が 悪魔だったら・・
 などなど、普段は考えもしないことを考えてしまいます。
 
 最後は思わず「ジョニー!カムバ~ック!!」
 ワケが分かりませんね、この説明(笑) 未見の方は、まず観て下さい。

・なにをやらせてもサマになるジョニー。
 役がピッタリ!というより、彼しかできない雰囲気を出せるのはやっぱり才能でしょうか。(ひいき目)

 ロマン・ポランスキーといえば「戦場のピアニスト」「オリバー・ツイスト」でまた
 名をあげてきましたが、その前は「ローズマリーの赤ちゃん」が有名ですね。
 そもそもなんだか不思議な世界を描くのがお得意な様子。
 重厚な、暗いトーンの作風は本作でも健在です。

 ジョニーの行方が気になります。
 
 ★★★*☆