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映画ノート

マイ・フレンド・フォーエバー


1995年(米) 監督:ピーター・ホートン 出演:ブラッド・レンフロー /ジョセフ・マッゼロ/アナベラ・シオラ/ダイアナ・スカーウィッド ブルース・デイヴィソン/ニッキー・カット【ストーリー】ある日、エリックの隣に新しい住人が引っ越してきた。その家の子供デクスターはHIV感染者だという。初めは戸惑い、敬遠していたエリックだったが、やがてデクスターと心が通い合い、友情が芽生えてきた。そしてエリックは“彼の治療法を見つける”とデクスターを連れてあてどのない旅に出掛けるが……。
■感想
マイ泣ける映画ベスト10に入るでしょうか。
エイズに冒された少年との友情を描いた感動作です。

少年エリックを演じるのは依頼人ブラッド・レンフロ
エイズの少年デクスター(ジョセフ・マッゼロ)の病気を治そうと懸命に治療法を探そうとします。
野菜や果物をたくさん食べるデクスターが病気でお菓子ばかり食べてる自分は健康。
ならば、デクスターにもお菓子をたくさん食べさせよう!と考えたり、
そこらの雑草を煎じて飲ませてみたり・・・。
なんとも幼く危うい考え。それでも、彼なりに一生懸命なんです。

一方、デクスターは子供らしさも持ち合わせながら、どこか大人びた感じの男の子。
自分がエイズであることも、自分の血液に感染性があることも理解している。
こんなに小さいのに・・・と、そこがまた切ない。

デクスターのお母さん役のアナベラ・シオナ「最高の恋人」
病気の息子を心配しながらも、二人の友情を温かい目で見つめる母親。
切なさをいっぱい胸に秘めながら、おおらかな愛で子供たちを包み込む演技は秀逸ですね。

バスケットシューズのエピソードがいいなぁ。
これは素直に泣けるでしょ。
二人の切なく、爽やかな友情にラストは涙腺破壊状態。


★★★★☆