しまんちゅシネマ

映画ノート

ラッキーナンバー7


2006年(米) 監督:ポール・マクギガン 出演:ジョシュ・ハートネットブルース・ウィリスルーシー・リューモーガン・フリーマン ベン・キングズレースタンリー・トゥッチ【ストーリー】仕事をクビになり、恋人にも裏切られ、不運続きの青年スレヴンは、友人ニックを頼ってニューヨークへとやって来た。しかしニックは不在で、スレヴンはひょんなことから知り合った隣に住む女性リンジーと一緒にニックの行方を捜し始める。そして、いつしか2人は恋に落ちる。そんな矢先スレヴンは、彼をニックだと思い込んだギャングによって拉致され、親玉“ボス”の前に引き出される。ニックがつくった多額の借金の返済を迫られ、それを帳消しにする条件として、敵対するギャングの親玉“ラビ”の同性愛の息子を殺害することを強要されてしまうスレヴンだったが…。
■感想
キャスト凄すぎません?
とにかくこのキャストに惹かれてみてみました。
でも監督って「ホワイト・ライズ」の監督ポール・マクギガンさんだったのね。
うーん、あれはもう一つはまれなかった。・・・ということで、ちょっと不安がよぎった私。

主人公スレヴンにジョシュ・ハートレット。対立する2大ギャングのボスにモーガン・フリーマンボブ・キングスレー。凄腕の殺し屋にブルース・ウィリス。事件を追う刑事にスタンリー・トゥッチ
ジョシュの恋人リンジールーシー・リューです。

ジョシュはぼんやりしてそうで色気がある。内に秘めた狂気みたいなものを表現出来る役者ですよね。
その意味でこのスレヴンは彼にピッタリ!

不運続きのスレヴンがギャングの抗争に巻き込まれていく。。
その陰に凄腕殺し屋の陰が。。

この殺し屋グッド・キャット(スミス)を演じたブルース・ウィリスが凄い。
氷のように冷徹に人殺しをする様子がおっそろしいけど、このキレ方がやけに似合ってるんですよね。

さて、この作品、2転3転する巧みなストーリーで魅せるクライム・ストーリーというのが売りです。
なるほど、確かに意外な展開にびっくりです。
後半から一気に色んなことが繋がっていき俄然面白くなります。
ブルース、ジョシュの素性がわかってくるあたりは感動もの。

はい、確かに後半はいいんですけどね~。面白くなるまでが長すぎです。
前半は小粋な会話で、スタイリッシュな演出なんだと思うんですが。
この言葉のやり取りの面白さって、日本語字幕になったときにどこまで伝わるか、ちょっと不安。

2大ギャングボスを演じた二人の大物俳優さん。彼らじゃなくても良かったかも~。

ラブストーリー的には良かったですよ。
フリフリのミニスカート姿のルーシー・リューなんて、そうそう拝めませんよね。
普通に可愛かったです。

前半のブルース・ウィリスの台詞や作り話に見える内容などもよーく覚えておくと役に立つ、、かな。
でも、わたくし的には、、やっぱりこの監督さん。。こんなものだよね~という感じでした。

★★★*☆