しまんちゅシネマ

映画ノート

ゴースト・オブ・マーズ


2001年(米)監督:ジョン・カーペンター出演:アイス・キューブナターシャ・ヘンストリッジジェイソン・ステイサム/クレア・デュヴァル/パム・グリアジョアンナ・キャシディ/デュアン・デイヴィス【ストーリー】西暦2176年の火星。地球を脱出し、火星に植民地を築いた人類は、64万人が辺境の地で生活を送っていた。彼らの主な仕事は、火星に豊富にある天然資源の採掘だった。火星警察に配属されて2年目になるメラニー・バラード警部補は、鉱山町シャイニング渓谷の刑務所にいる囚人で火星一の犯罪者、ジェームズ“デゾレーション”ウイリアムズを護送するためシャイニング渓谷に向かっていた。しかし、到着してみるとそこは無惨な死体が転がるゴーストタウンと化していた。生き残っていたのは牢獄にいるウイリアムズを含む数人の犯罪者だけだった……。

火星先住民ってタコじゃないのか?  ゴースト・オブ・マーズ!!

■感想
ジョン・カーペンター監督作プチ祭り。第2弾は「ゴースト・オブ・マーズ」!

人類が火星に住処を求め始めた未来社会。地学学者が謎の封印を解いたことにより、火星先住民族の亡霊が解放されてしまい、人類VS亡霊の壮絶な死闘が繰り広げられるというSF・ホラーです。

昨日観た「遊星から物体X」同様、またまた、取り憑かれものなのが嬉しい(笑)
物体Xはよその星からやってきたエイリアンに乗っ取られてたわけだけど、本作で人間を乗っ取ろうとするのは、
なんと火星先住民ですと。(笑)

でね、「遊星からの~」と違うのは、取り憑かれた人は、じきにわかってしまうんです。
なぜなら彼らは次第にその容貌を変えていくの。
どう変わっていくかというとこんな感じ!



何故かヘビメタ・ロッカー風!!(爆)
火星先住民だからってタコに姿を変えるワケではないのね。それじゃ、50年前の映画になっちゃうかな。


このゴーストに乗っ取られた火星の炭坑で、生き残っているのは数名の犯罪者たち。
人類の危機とあっては、もはや囚人もへったくれもないというワケで、警察と囚人たちが手を組んでこのヘビメタゴースト集団と死闘を繰り広げるんですね~。

このバトルが凄いんですよ。円盤形のブレードがビュンビュン飛んで、腕はスパッ!首もスパッ!!
人間たちも機関銃や手投げ弾で応酬するんですが。。
果たして勝つのはどっちだ~??


お話は至ってシンプルですね(笑)
カーペンター初心者の私は、どこがこの監督らしいと語れないのですけど、火星でヘビメタって発想が面白いし、
なんか、とにかくかかっていけ~!!みたいな勢いが微笑ましいかと(笑)



バラード警部補役のナターシャ・ヘンストリッジがキレイでめっぽう強くてかっこ良かったですね。
囚人ウィリアムズを演じたアイス・キューブとのやりとり、二人の関係の推移もナイスです。




あと警察仲間のジェイソン・ステイサム。ひげ濃いです(笑)
180度回転させて、髪の毛の部分と入れ替えた方がいいんじゃないか、、関係ないですね。すみません。m(_ _)m

B級っぽいノリと潔さが魅力? ロックのサウンドにマッチして、ハイな気分で観ることが出来ました。
これはこれで、よしですね。


★★★☆☆