しまんちゅシネマ

映画ノート

マニトウ



TiVoをしばらく放置してたら、勝手録画含め266本も録画が溜まった(≧∀≦)
それでも使用量44%というのだから、結構な容量だよねぇ。
でもパンクする前にシャキシャキ観て消していかなきゃ。
ってことで、TCM放送のこんな一本を観ました。



マニトウ(1978)アメリ
原題:The Manitou
監督:ウィリアム・ガードラー
出演:トニー・カーティス、 スーザン・ストラスバーグ、 アン・サザーン、 バージェス・メレディス、 マイケル・アンサラ、 ステラ・スティーヴンス、 ジョン・セダー

28歳のカレン(スーザン・ストラスバーグ)の首の後に腫瘤ができた。
訝しがりつつも医者は手術で取り除くことを決めるが、不安になったカレンは、インチキ占い師で生計をたてる元カレ、ハリー(トニー・カーティス)に相談。再会し一夜を共にする二人だが、カレンが寝言で聞いたことのない言葉を喋ったことととタロットカードの結果に不吉なものを感じたハリーは霊媒を依頼。
カレンのこぶの中に400年前のインディアンの悪霊ミスカマカスが宿っていることを知る。

元カノの身体に宿った悪霊を、現役のインディアンの祈祷師の助けを借りて退治しようとするインチキ占い師のお話です。





これ、結構怖いんですよ。
霊媒により、テーブルから悪霊の頭が見えてくるシーンはゾッとするし
大きく育ったコブから悪霊が生まれ出るシーンの異様さもかなりなもので
綺麗な女優が発する不気味な声もやけに怖い。



インディアンの祈祷師が精霊マニトウを呼び出して悪霊ミスカマカスと対決するクライマックスでは、病室は何故か宇宙空間みたいになって、隕石飛び交う宇宙戦争のノリw
こうなると完全にB級SF映画だよね。ウケる~。
死にかけていたヒロインがムックリ起き上がって美乳セミヌード姿で止めを刺すのには笑っちゃったわ。
「なんだこりゃあ」を満喫できる、拾い物な一本でした。

ところで、エンドロールに1969年に東京で15歳の少年の胸に腫瘍が発生し、人の胎児のようだったとテロップが出るんですが・・本当?(笑)

ちなみに監督のウィリアム・ガードラー、この映画が公開されるちょっと前に、次の作品のロケハン中のヘリコプター事故で死亡。享年30歳。これが遺作となってしまったとのこと。
生きていたら、きっと面白い映画をいっぱい撮ってたでしょうね。残念。