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映画ノート

【映画】ゲット・アウト(原題)

 
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ゲット・アウト(原題)(2017 アメリ
原題:Get Out
監督/脚本:ジョーダン・ピール
出演:ダニエル・カルーヤ
/アリソン・ウィリアムズ/キャサリン・キーナーブラッドリー・ウィットフォードケイレブ・ランドリー・ジョーンズ/リル・レル・ハウリー/キース・スタンフィールド/ベティ・ガブリエル/マーカス・ヘンダーソン

【あらすじ】
クリスは白人のガールフレンドの実家を初めて訪ねる。


【感想】
コメディアンのジョーダン・ピールの初監督作品にして、IMDbで8.3という高評価の一本です。

ガールフレンドの実家を訪ねる日。クリスは緊張しています。
というのもクリスはアフリカ・アメリカンで、ローズは白人。
「家族は僕が黒人って知ってるの?」
「知らないわ。我が家は差別主義じゃないから心配しないで」

と言われてもね・・。

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それでも彼女にぞっこんのクリスは、意を決してローズの家に。
ハグで迎えてくれる家族に一安心のクリスですが・・
この家、なんか変じゃね? という話。


クリスが訪れたローズの家では黒人の労働者を雇っていて、なんだか彼らが異様なムードを醸し出します。
タイトルの「ゲットアウト」もそんな一人がクリスに放つ言葉。
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最初は親しみやすいと感じた家族も、ローズの弟(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ!!)が登場したあたりからなにやら怪しい雰囲気に。あれよあれよという間に、とんでもない事態になってしまうんですね。

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いやはや、これは面白かったね。
ホラーに人種差別をぶち込み、しかも根底に笑いを仕込むあたり
白人の母と黒人の父を持つコメディアンという特殊なバックグラウンドをもつ監督ならではでしょう。
当然監督の経験も盛り込まれているはずですが、自伝ではないと言ってます。
そりゃそうだ(笑)

緊張感とオリジナリティに溢れ80年代や90年代のホラーを彷彿とさせる
こういうホラーを待ってたよというファンも多いはず。

日本公開は今のところ未定かな。

お気に入り度4.2




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