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映画ノート

ルディ


1993年(米)監督: デヴィッド・アンスポー 出演: ショーン・アスティン /ジョン・ファヴロー /ネッド・ビーティ/グレタ・リンド/クリストファ    ー・リード /チャールズ・S・ダットン /リー・テイラー=ヤング /ヴィンス・ヴォーン 【ストーリー】イリノイ州の田舎町に住む少年ルディ(ショーン・アスティン)の夢は、フットボールの名門ノートルダム大学のチームでプレーすることだ。だが、体が小さく、成績不振で、家庭も裕福でない彼にとって、それは夢のまた夢だった。高校卒業から4年が過ぎ、父や兄が働く鉄鋼所に勤めるルディ。しかし彼は夢を捨てきれないでいた…。
■感想
フットボールの名門チームの選手の座を獲得するために、さまざまな困難を粘り強さで克服し、
ついに夢を掴んだ若者の姿を実話に基づいて描いた、感動のスポ根ものです。



高校時代もレギュラーになれず、一時は大学に行くことさえ諦めかけたルディでしたが、
ある事件をきっかけに、ノートルダム大学でフットボール選手になるという夢の実現に向け頑張ります。
ひたむきに努力し挑戦するルディ。しかし、頑張っても頑張っても報われません。
アメフト選手には致命的なことにルディは体が小さいんです。

なんてったってホビットですから。…違う?^^;

挫折を繰り返しながらもなんとか大学に行くことになったルディ。
小さなルディがひたむきに頑張る姿に胸を打たれます。
倒されても、何度も起き上がり向かっていくルディ。

そして、一度もゲームに出場できないまま迎えた学生生活最後のゲーム。
そのラストゲームにゲートを誇らしげにくぐる時からは、もう涙、涙。
彼のそれまでの挫折、悲しみ、努力を見てきているから、これはもう感動しまくりです。

会場から響く「ルーディー!」「ルーディー!」のルディコールが高まるにつれ興奮は最高潮。
ルディが夢を実現することはもちろん、彼の頑張りがチームメートはじめ多くの心を動かし
彼を認め、称える。そこに感動しました。

実話ということにも驚きですね。
元スポ根少女の私には完璧にツボ。爽やかに泣けますよ。

音楽、迫力ある映像、人物描写も上手く映画としてもいいできだと思います。




★★★★☆