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映画ノート

CODE46


2003年(英)監督: マイケル・ウィンターボトム 出演: サマンサ・モートン / ティム・ロビンス /ジャンヌ・バリバール /オム・プリ     エシー・デイヴィス 【ストーリー】近未来。シアトルに暮らす調査員ウィリアムは、滞在許可証パペルの審査・発行を一手に引き受けるスフィンクス社から、パペル偽造事件の捜査を依頼され、24時間の許可を得て上海に渡る。特殊能力を有する彼は、社員の一人、マリアが犯人と見破る。しかし、2人の間にはもう特別な感情が芽生えていた。彼女をかばうウィリアム。たちまち恋に落ちる2人。しかしその愛が、同一の遺伝子を持つ者同士の生殖を禁じた“コード46”に抵触しているとは知る由もなかった…。
■感想
なんだろうなぁ、この感覚。SFを基盤にしたラブストーリー。
見知らぬ土地で知り合った二人が、運命の糸を手繰り寄せるように愛しあう。
でも、二人は同一の遺伝子を持つもの同士。

遺伝子の研究が進んだ未来社会の脅威を描こうとしたのか…。
ちょっとそのSFな側面の説明があまりにも不足していて、説得力に欠ける。

でも、まぁ。気を取り直してラブストーリーとして捉えてみよう。

主演のティム・ロビンスの恋愛ものって結構目新しい感じ?
共演のサマンサ・モートンリバティーンで舞台女優を演じた彼女。
この二人の恋愛模様は意外に素敵。
刹那的な結びつき。その切なさにマッチした音楽が心地良い。
青っぽい映像も美しく、砂漠化した外の世界との対比も面白かったかな。


あまり深く考えず、感覚的な映画とみれば結構好きかも。


★★★☆☆