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映画ノート

ある日どこかで


1980年(米)監督: ジュノー・シュウォーク    原作: リチャード・マシスン 出演: クリストファー・リーヴ /ジェーン・シーモア / テレサ・ライト / スーザン・フレンチ      クリストファー・プラマー / ビル・エルウィン / ジョージ・ヴォスコヴェック 【ストーリー】母校で初演を迎えていた新進の劇作家リチャードのもとへ現れた老婦人は、金時計を手渡すと“帰ってきて”という言葉を残し去っていく。数年後、再び母校を訪れたリチャードはその町のホテルで一枚の肖像画に心を奪われる。そこに描かれた美女エリーズは、かつての老婦人の若き日の姿だった。日増しに膨れ上がる“彼女”への想いに苦しむリチャードは、ついに時間の壁を越えエリーズと出会う……。
■感想
今日ははるはるさんにお薦めいただいたこの作品。
元祖スーパーマンクリストファー・リーヴ主演のファンタジー・ロマンスです。

グランドホテルのロビーに飾られている美しい女性の肖像画に魅せられたリチャード(リーヴ)。
しかし、その写真の女性はすでに亡くなりこの世にはいない人だった。



毎日、毎日その肖像画の前で、女性をみつめるリチャードの顔が次第に恋する男の顔に変っていきます。
なんとか過去に戻って彼女に逢いたい!!
そんな思いが膨らんでついに時間を超えて過去の彼女とめぐり会うのです。

いろんなタイプのタイムパラドックス映画はあるけど、これは異色です。
タイムトラベルの方法なんて実にシンプル。というよりありえない(笑)
でも、そんなこと、どうでも良くなるくらいロマンチックなんですよー。

肖像画の女性を演じたジェーン・シーモアって本当に奇麗!!
過去に戻ってでも彼女に会いたい!ってりチャードが思ってしまうのも納得してしまうくらい奇麗でした。

過去に戻って彼女にめぐり会い、愛に包まれる二人。
美しい二人にこれまた美しい音楽がウルトラマッチ。
でも、2人が楽しい時間を過ごしたのはわずか一日。

衝撃的なラスト。


甘酸っぱい切なさで一杯になる作品でした。
3段階の時間構成が2人の愛の深さを物語るつくり。
細かい矛盾点は気にしない、気にしない。
バックに流れる音楽(Somewhere in Time)はヒーリング効果も抜群。いいですよ。
**********↑ここから曲聴けます。

★★★★☆