しまんちゅシネマ

映画ノート

16ブロック


2006年(米)監督:リチャード・ドナー出演:ブルース・ウィリスモス・デフデビッド・モース/ジェナ・スターン【ストーリー】夜勤明けで署に戻った刑事ジャック・モーズリーは、上司に簡単な任務を課せられた。それはわずか16ブロック先の裁判所まで囚人エディ・バンカーを護送するという簡単なもの。嫌々任務を引き受けたジャックだったが、二日酔いのため気分が乗らず、エディを車に残し酒を買いにいってしまう。ジャックが車に戻ってくると、そこにはエディに向けて銃を構える男がいた。
■感想
あまり期待せずに観たんですが、意外に楽しめました。

最初はブルース・ウィリスの登場にちょっとビビります。
うっわ!ブルースこんなヨボヨボなおっさん刑事?
怪我で足をひきずり、アル中まるだし。おまけになんだか身体も貧相。でもおなかはポッコリ(笑)

ところが!・・・護送を引き受けた囚人エディが何者かに銃を向けられているのを見た瞬間
なーんとも、いきなりダイハードになっちゃうんですよ~。やる時はやるよー。

たった15分で終る任務のはずが囚人エディを連れて命がけの銃撃戦。
ニューヨークの裏道を走る、走る。。。息切れてますけど~。

エディと行動を共にする中、お互いに信頼関係が芽生えてくる感じがとってもいい。
エディを演じた黒人俳優モス・デフ。時に飄々と、時にお茶目にいい活躍。



とにかく、10時から始まるエディの公判になんとか間に合うように裁判所に向かいたい二人。
ヨボヨボなブルースがだんだんと敏腕デカの眼光を取り戻し、
あの手この手のアイデアで突っ走るところが見物です。

が、しかし、ダイハードに比べれば確かに迫力不足。
それとテンションが同じで、途中やや退屈に感じてしまうかも。
でも最後にはほろりとさせられ、いい気分で終れます。
終りよければ、、と感じられればこの作品好きになるでしょうね。私は好きですが、、何か?(笑)

ちなみに、DVDにはもう一つのエンディングが収録されてたのでそっちも観てみました。
が、、これはイカンです。
相棒フランクをちょっといい人に仕上げてるんですけど、これはダメ。
シアターバージョンに一票です。

最近のブルース・ウィリス、演技に渋みが増してきましたよね。次回作も楽しみです。

★★★*☆