しまんちゅシネマ

映画ノート

不都合な真実


2006年(米) 監督:デイヴィス・グッゲンハイム  出演:アル・ゴアジャンル:ドキュメンタリー
■感想
「プチオスカー祭り」第2弾
今日は今年のアカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされている不都合な真実です。

みなさんアル・ゴア氏を覚えてますか?
クリントン政権下で副大統領として活躍された方ですね。
ブッシュ大統領と大統領選で戦い僅差で破れてしまいました。(無念)

その後彼はライフワークであった環境問題に取り組み、各地で「地球温暖化」がもたらす影響について
講演活動を続けていたらしいのです。
この「不都合な真実」はゴア氏の活動をドキュメンタリーにしたものです。

ゴアさまが副大統領を務めていた頃、やはり私はアメリカにいました。
在任中は、情報スーパーハイウエイなどの構想実現に頑張ったと記憶していますが
ちょっとハンサムでクールな切れ者の感じがすごく好きでしたね~。
俳優のトミー・リー・ジョーズとはハーバード大学でクラスメイトだったとか。

さて、このドキュメンタリー、ゴアさまの「地球温暖化に関するスライドショー」が大半を占めます。
分かりやすいグラフ、多くの写真、アニメーションを駆使したプレゼンはとても分かりやすい。
年々大きくなるハリケーンによる被害。日本の台風も確実にシビアになってますよね。
このまま地球の温度が上昇していったらとんでもないことになる!そんな危機感を感じます。


一方、スライドショーの合間には、彼の素の顔を見ることができます。
地球を愛し、人を愛する彼の「なんとしても地球の環境を守りたい」という熱い思いが伝わるんですね。
この講演を全世界ですでに1000回以上も続けている彼。
しかし依然地球温暖化は進んでいる状態。個人の力の限界も感じてしまうのが切ない。
彼が大統領になっていたなら、地球環境も、世界の平和ももしかしたら少し違っていたのかも。。

観終わったときには【自分にできることはなんだろう】と考え、エンドロールの
もしもあなたが○○○したら・・・、の項目を真剣に見てしまいます。

ゴアさまと一緒に地球を守りたい! あなたもきっとそう思うはず。


お薦めです。