しまんちゅシネマ

映画ノート

ハイ・フィデリティ


2000年(米) 監督:スティーヴン・フリアーズ    原作:ニック・ホーンビィ  出演:ジョン・キューザックジャック・ブラックリサ・ボネ/ジョエル・カーター ジョーン・キューザック/サラ・ギルバート/ティム・ロビンス【ストーリー】音楽をこよなく愛するロブ・ゴードンは、シカゴで小さな中古レコード・ショップのオーナーをする30代の独身男。音楽へのこだわりがあまりに強すぎるためか店のほうはパッとしない。同棲中の彼女ローラとは結婚もせずに中途半端な状態。ついにある日、ローラは理由も告げずに家を飛び出してしまい……。
■感想
時間に限りがあるもので~。ファーストチョイスはこれ。

良く聞くHi Fiって HIGH FIDELITYを略したものなんですってね。ってみんな知ってた?^^>"

本作はニック・ホーンビィの原作をこよなく愛するジョンキューが自分で脚本を書き、
監督に映画化をお願いしたんだそうな。

それだけに主演のジョン・キューザックはまさに主人公ロブ、そのものでした。
お金持ちでもないけれど自分なりのオタク生活はまんざらでもない。
「それなりにイケてんじゃん!」
ところが、上手くいってると思っていた同棲相手ローラから別れを告げられたロブ。
「自分のどこが悪かったんだーー??」
なにゆえ自分は女に逃げられるのか、どうしてもその理由を知りたい!

そう考えたロブは過去の失恋トップ5を思い起こし、元カノたちに会って別れた理由を聞こうとする。
これって、ちょっと「ブロークン・フラワーズ」を思い起こさせますよね。

「ぼくのどこだダメだった?」っていうお子チャマ的なロブと元カノたちのやり取りが笑えます。

映画全体にちりばめられたロックのナンバー。多分これ、それぞれの場面にあった曲をうまいこと選んでるんでしょうね。洋楽に詳しいと数倍楽しめること間違いなし!
ちっとも詳しくない私も、たまに知った曲が出てくると「いぇーい!」と地味に盛り上がってみたりしてw

ダメダメ音楽オタクのロブがちょっとずつ、自分を見つめることが出来るようになっていく。
そして今まで踏み出せないでいた一歩を踏み出して行く様子が清々しい。
ジョンキューも楽しいんだけど、レコード店店員のJBのオタクぶりには笑えます。
自分がこの世で一番のロック通だと信じてるよね~。しかもこれ【素】でしょ(笑)。

ポニーテールの格闘家を演じたティム・ロビンスの役所も面白い。

こだわりの男学(笑)に共感できて、ロックナンバーに酔いしれることの出来る人にはもうたまらん映画でしょうね~。

ジョンキュー可愛いわぁ。JBにも拍手。



★★★*☆