ニードフル・シングス
1993年(米)監督:フレイザー・C・ヘストン原作:スティーヴン・キング出演:マックス・フォン・シドー/エド・ハリス/ボニー・ベデリア/アマンダ・プラマー/J・T・ウォルシュシェーン・メイア/レイ・マッキノン【ストーリー】キャッスル・ロックの町にリーランドという老人がやってきて古道具屋を開店した。そして、人々がその店を訪れるたびに、町に奇妙な出来事が続出し始めていった……。■感想
スティーヴン・キング原作のホラーです。
マックス・フォン・シドー演じるリーランド。老紳士の風貌ですが、穏やかなキャッスル・ロックの町に骨董店を開店します。その名も【ニードフル・シングス】
このリーランド、骨董店を訪れる人が喉から手が出るほど欲しくなるものを提供し、
代金の代わりに、ちょっとしたイタズラを約束させるのですよ。せこい!!
このリーランド、骨董店を訪れる人が喉から手が出るほど欲しくなるものを提供し、
代金の代わりに、ちょっとしたイタズラを約束させるのですよ。せこい!!
町のなかに小さなイタズラが広がり始めると、人々の間に猜疑心が生れます。「あいつがやったにちがいない!」
人の猜疑心が狂気に変わって行く様子が怖いんですよね~。
気がつけば、人が人を殺し合う、恐ろしい町へと変わってしまっていました。
人の猜疑心が狂気に変わって行く様子が怖いんですよね~。
気がつけば、人が人を殺し合う、恐ろしい町へと変わってしまっていました。
さてさて、この老紳士って何者?どうしてこんなひどいことを?
ま、ネタバレになるかも知れませんが、彼は邪悪な悪魔だったんですね。あら~ヾ(∀≦*
ま、ネタバレになるかも知れませんが、彼は邪悪な悪魔だったんですね。あら~ヾ(∀≦*
非現実的ではありますが、この作品で描かれるのは、人間の危うさや弱さだろうと思います。
どうしても欲しいと思うものを手に入れるために、「これくらいなら」という過ちを犯してしまう人間。
その弱さや、欲望、猜疑心こそが悪の根源であるということなんでしょうね。
どうしても欲しいと思うものを手に入れるために、「これくらいなら」という過ちを犯してしまう人間。
その弱さや、欲望、猜疑心こそが悪の根源であるということなんでしょうね。
町の警察官であるエド・ハリスは骨董屋の老紳士が何かおかしいと疑い、骨董店に侵入。
その屋根裏部屋で、数々の事件を報じた古い新聞を見つけ、「やつは人間じゃない!」と、彼がその事件に関与してきた悪魔であることを確信する訳ですが…。
その屋根裏部屋で、数々の事件を報じた古い新聞を見つけ、「やつは人間じゃない!」と、彼がその事件に関与してきた悪魔であることを確信する訳ですが…。
そりゃないでしょ、エド・ハリスよー! そんな思い込みの激しい警察官のほうが正直怖いですからノ∀≦。)ノ
ま、その辺り、少々B級な感じも否めませんが、爆破シーンが迫力だったりして、結構お金かかってるかも。
ラストも人間の弱さが見えるところに、悪魔は静かに忍び寄る…と思わせて渋い。
監督はチャールトン・ヘストンの息子らしいです。
骨董店の老紳士のマックス・フォン・シドーは「狼の時刻」で観たばかりでした。
「狼の時刻」ではジュード・ロウとダニエル・クレイグを足して2で割った感じの色男でしたが
本作では一気にクリストファー・プラマー似になってました。それでも存在感はさすが。
★★★☆☆