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2001年(米)監督:リチャード・リンクレイター原作・脚本:スティーヴン・ベルバー出演:イーサン・ホーク/ロバート・ショーン・レナード/ユマ・サーマン【ストーリー】ミシガン州ランシングに建つモーテルの一室。オークランドで消防士をするかたわらドラッグを売り捌くヴィンセントは久々に帰郷すると、高校時代の友人ジョン・ソルターをここに呼び出した。映画監督のジョンは明日行われる映画祭に新作を出品するため十数年ぶりに故郷の地を訪れていた。ジョンと再会を果たしたヴィンセントは、やがて“あの日”の出来事についてジョンを問い詰め始める。それは、ヴィンセントのかつての恋人エイミーに関わること。ヴィンセントは、今では地方検事補となっているもう一人の当事者エイミーもここに呼び寄せていた…。■感想
先日「いまを生きる」を観たときにイーサン・ホークの出演作をチェックしていて「あらっ?」と思った作品です。
なんとイーサンとルームメイトだった(映画「いまを生きる」の中でですよ)ロバート・ショーン・レナードとの共演。
このロバートくん。もう「くん」って歳ではありませんが、今はドラマで活躍してて、あまり映画には出てません。
なのでちょっと貴重。共演にユマ・サーマン。このときまだイーサンとは夫婦でしたね。出演者はこの3人のみ!
このロバートくん。もう「くん」って歳ではありませんが、今はドラマで活躍してて、あまり映画には出てません。
なのでちょっと貴重。共演にユマ・サーマン。このときまだイーサンとは夫婦でしたね。出演者はこの3人のみ!
低予算といえば、これほど低予算な作品もないでしょうね。場面はとあるモーテルの一室。ここで全てが展開します。
これね、思いのほか面白かったんですよ。まさに深層心理ドラマのお手本みたいなものでしょうか。
せこいドラッグディーラーのヴィンセント(イーサン)が映画監督をしている旧友ジョン(ロバート)をモーテルの一室に呼び出すところから物語は始まります。
一方ジョンは実はエイミーとの間に起こったことに自責の念があり、触れられたくない傷となっていました。
ジョンの偽善者の皮が、徐々に剥がされていきます。
ジョンの偽善者の皮が、徐々に剥がされていきます。
封印してきた過去を暴露してしまったジョン。その一部始終をヴィンセントはテープに録音していました。
そこにヴィンセントが前もって呼び出していたエイミーが登場。
しばし3人の思いが交錯し、ついにエイミーのある行動により、物語は収束することになります。
そこにヴィンセントが前もって呼び出していたエイミーが登場。
しばし3人の思いが交錯し、ついにエイミーのある行動により、物語は収束することになります。
結果的に、男2人はとっても痛い思いをすることになるんですけどね、
でも案外、これで良かったよね、って爽やかな気持ちになるから不思議です。
でも案外、これで良かったよね、って爽やかな気持ちになるから不思議です。
10年前のことに執着し、そこから前に進めないでいるヴィンセントを演じたイーサンははまり役。
おばかで危なっかしくて終始アイタタ。
最後も思いっきり痛い目にあっちゃうわけで、ジタバタする様子には笑うしかないんだけど、
なんか、愛おしくなるというか、最後よしよしってしてあげたくなりました(笑)
おばかで危なっかしくて終始アイタタ。
最後も思いっきり痛い目にあっちゃうわけで、ジタバタする様子には笑うしかないんだけど、
なんか、愛おしくなるというか、最後よしよしってしてあげたくなりました(笑)
美人で知的なエイミーのプライドがほころびを見せる…。その直後にとった行動には息をのみます。
一見クールに決めたと思えるエイミーですが、一番痛い思いをしたのは実は彼女自身だったかもね~
一見クールに決めたと思えるエイミーですが、一番痛い思いをしたのは実は彼女自身だったかもね~
3人の会話のみで見せる深層心理ドラマ。オトナなあなたは、きっと楽しめるはず。
★★★*☆