しまんちゅシネマ

映画ノート

ナンバー23


2007年(米)監督:ジョエル・シューマカー出演:ジム・キャリーヴァージニア・マドセンローガン・ラーマンダニー・ヒューストンリン・コリンズローナ・ミトラ【ストーリー】動物管理局に勤めるウォルター(ジム・キャリー)は、自分の誕生日に1匹の犬の捕獲に手こずり腕をかまれてしまう。同じ日に、妻(ヴァージニア・マドセン)から“ナンバー23”という本をプレゼントされ、読み進むうちにウォルターは23という数字に取りつかれ始め……。

電卓必携!? ナンバー23

■感想
エターナル・サンシャイン以来のシリアスなジム・キャリー
しかもしかもポスターホラーっぽい?ってことで、ものすごーく楽しみにしていた一作です。

今回ジムが演じるウォルターは“ナンバー23”という本に出会い、本の内容が自分に酷似している事に驚きます。
本の中で起こる殺人事件が自分の身に起こってしまう事を恐れるウォルターは、本の作者を捜し謎を究明しよう
とするのですが…。

本の中の主人公と現実の世界のウォルターをシリアスに演じるジムは、新境地開拓と言えるかもですね。


本がウォルターにどう関わっているのか気になる前半では、これはオカルト?ホラー?と引込まれるのですが…。

いかんせん、数字にこだわる部分がしつこすぎる気が。。^^>"

兎に角、あらゆるものを23という数字に結びつけるんですけどね。
本の中の女性が「私はピンクが好き。でもピンクは赤27番と白65番。足すと92。そしてピンク(pink)は4文字。
92を4で割ったら20ファッキン3(23)なのよーーー!!」と叫ぶシーンでは、あのなぁ~(≧∇≦)です。

でもそもそも「23」という数字には神秘的な意味合いがあるのですって。それは初めて知りました。

ストーリー的には決して悪くないと思うのですが、ウォルターが謎を解くために数字にのめり込むのは分かるとして、
人々が23の数字に取り憑かれ翻弄されることに、もう少し納得できる裏付けなり根拠が欲しかった。


オチには賛否両論あると思われますが、私はこれはで良いと思いました。
ホラーなところ期待してるとポカ喰らうけど、サスペンスと家族の愛のお話としてはまずまずじゃないでしょうか。
妻にバージニア・マドセン。彼女も二役で、ちょっとセクシーなところも見せてくれます。
息子役はバタフライエフェクトでアシュトン君の子供時代を演じたローガン・ラーマン。大きくなりましたw


でもね~。こんだけしつこくやっておきながら、いったい23って何だったんだっけ? 
なんかモヤモヤが残るというか、キツネにつままれたみたいなというか。。。 (:D)┼< バタッ

日本では11月23日からの公開です。



★★★*☆