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映画ノート

ワン・モア・タイム


1989年(米)監督:エミール・アルドリーノ出演:シビル・シェパード/ロバート・ダウニー・Jr/ライアン・オニールメアリー・スチュアート・マスターソンクリストファー・マクドナルド【ストーリー】63年、ワシントン。弁護士のルイ・ジェフリーズと恋人コリンヌの結婚式が一同の祝福を浴びて執り行なわれていた。新郎の介添人であるワシントン・ポストの記者フィリップ・トレインは秘かにコリンヌに憧れていたが、今は親友の結婚を心から祝福していた。ところがそれから一年後、ルイは車にはねられ交通事故死してしまう。

80年代 プチ映画祭り 第1弾!!

今日は【80年代的ラブコメ】な1本です。

本作は甦りものファンタジーとでも言うのでしょうか。
結婚一年の記念日に事故で死んでしまった男が、生まれ変わり、愛する人と再び巡り会うというもの。

ロバート・ダウニー・Jr演じるアレックスはルイ(クリストファー・マクドナルド)の生まれ変わり。
大人になったアレックスは偶然にも愛する妻コリンに再会し、前世の記憶が甦ります。
再び愛を紡ごうとする二人ですが、果たしてうまくいくのでしょうか、、というお話です。

ちょっと前の作品を観る楽しみのひとつに、若い頃の役者に出会えるってことがありますね。
ダウニーさんはこのとき23、4歳でしょうか。若い!そして可愛い!!

ある日突然前世の記憶が甦り、困惑する姿には大ウケ(笑)
コリンを愛しそうに見つめる瞳もキラキラしてて、本当に初々しいですね~。



ちょっとビックリだったのが、本作でみんなに愛される美味しい役のヒロインのシェビル・シェパード
なんと「ラスト・ショー」で美人を鼻にかけ、男たちを手玉にとる、いけすかない少女ジェイシー役の彼女だったんだ!
その後はテレビの世界で活躍「こちらブルームーン探偵社」のヒロインも彼女だったのね(笑)
相変わらず奇麗で、死んだ夫の生まれ変わりの出現に戸惑う女性を好演。だけど、ガタイがいいよね~(笑)

そして二人の親友で、ルイの死後もコリンとその娘(メアリー・スチュアート・マスターソン)を優しく支えるのが
ライアン・オニール

同じく甦りものの「天国から来たチャンピオン」的な結末を予想しながら観たものだから、意外なラストが逆に新鮮。
「死後の世界」の概念を温かい気持ちで描いてる気がして、納得出来たし、作り手の優しさを感じますね。
魅力的なキャストによる本作は、楽しく切ない、ムネキュンものの逸品でした。



監督は「天使にラブ・ソングを…」のエミール・アルドリーノ



★★★★☆