しまんちゅシネマ

映画ノート

グッド・フェローズ


関連映画祭り4本目!

週末が入り間が開きましたが、、前回はたしか『欲望という名の電車』でしたw

エリア・カザンで行こうかなぁと思ったのですが、ここはやはりマーロン・ブランド

マーロン・ブランドと言えば、真っ先に思い浮かべるのは『ゴッドファーザー』ですよね。

allcinemaのヘッドラインニュースもっとも印象に残る映画の中のギャングの役は?という調査の結果が掲載されていて、マーロン演じる『ゴッドファーザー』のドン・ヴィトー・コルレオーネが堂々の第一位に選ばれていました。

ベスト10は以下の通り
 
1位 マーロン・ブランド(ドン・ヴィトー・コルレオーネ役)  「ゴッドファーザー」」(72)
 2位 ロバート・デ・ニーロ(若き日のドン・ヴィトー・コルレオーネ役)  「ゴッドファーザーPART II」(74)
 3位 レイ・リオッタ(ヘンリー・ヒル役)  「グッドフェローズ」(90)
 4位 ロバート・デ・ニーロアル・カポネ役)  「アンタッチャブル」(87)
 5位 ジェームズ・キャグニー(ロッキー・サリヴァン役)  「汚れた顔の天使」(38)
 6位 アル・パチーノ(トニー・モンタナ役)  「スカーフェイス」(83)
 7位 ヴィニー・ジョーンズ(ビッグ・クリス役)  「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」(98)
 8位 ボブ・ホスキンス(ハロルド・シャンド役)  「長く熱い週末」(80)
 9位 ベン・キングズレー(ドン・ローガン役)  「Sexy Beast」(00)
 10位 ロバート・デ・ニーロ(サム・“エース”・ロススティーン役)  「カジノ」(95)
デ・ニーロが3本入ってるのも凄いところですね。
恐そうな面々が揃った中、3位に『グッド・フェローズ』のレイ・リオッタが入ってるのが目を引きます。

ということで、長くなりましたが、、
今日はマーロン・ブランドからのギャング繋がりでレイ・リオッタいっちゃいます!

1990年(米)監督:マーティン・スコセッシ出演:レイ・リオッタロバート・デ・ニーロジョー・ペシ/ロレイン・ブラッコ/ポール・ソルヴィノ   クリストファー・セロン/ジュリー・ガーフィールドサミュエル・L・ジャクソン/フランク・シヴェロ【ストーリー】“グッドフェローズ”と呼ばれるマフィアの世界に憧れるニューヨークの少年ヘンリー。そんな彼はある日、地元のボス、ポーリーのもとで働くことになり、ついにその世界へ足を踏み入れる。こうして、先輩のジミーやトミーから仕事のイロハを学び、一端のギャングとして成長していくのだった。やがて、カレンと結婚し、自分の家庭も築くヘンリー。しかし、ジミーらと犯行に及んだ空港での大金強奪事件をきっかけに、ヘンリーの人生に狂いが生じ始める。仲間が事件の証拠を揉み消す中、FBIに目をつけられたヘンリーは、組織に関するあらゆる証言を迫られていくのだが…。
■感想
マフィアの実態を描いた実話ベースの作品。監督はマーティン・スコセッシ
こちらのTV欄でも★4つ、タイム誌の読者選出トップ5にも選ばれていて、評価が高いですね~。

少年の頃からギャングに憧れ、地元のボスのもとで働くようになったヘンリーを演じるのがレイ・リオッタ
この作品の面白いのは、ボスを中心としたギャングの抗争を描いたものではなく、
けちなチンピラ、ヘンリーの回想の形で、ギャングの世界を描いているところ。

12歳からこの世界に入ってるヘンリーの価値観が面白いし、軽快なテンポで進む物語りもグッド。
ファミリーを大事にするイタリア系マフィアたちの奥様同士の付き合いなんかも笑えたけど
切羽詰まった状況にあっても、男たちが結構手の込んだ料理を作って、食べるものに手を抜いてないのが面白いよね。

最後に証人保護プログラムのお世話になるヘンリーが、モノローグの中で「スパゲティのソースがケチャップになっちゃった」と嘆くのもウケる。

そんなヘンリーの冷めた視線での回想が時にシニカルで、ちょっと物悲しい。

デ・ニーロ、ジョー・ペシ、それぞれにタイプは違うけど、ホンマものの恐さを秘めた演技は流石でした。



★★★★☆