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映画ノート

ゾンビ・ハネムーン(原題)


2004年(米)監督:Dave Gebroe出演:Tracy Coogan (II)/Graham Sibley/Tonya Cornelisse/Jesse Nash

お盆だから スピリチュアル 2本目!『ゾンビ・ハネムーン』

スピリチュアルと言いながらゾンビかよ!
って、お声が聞こえてきそうですが^^;

でもまぁ、死人も甦るお盆ってことで、そこんとこよろしく(*>∀<*)

これ2004年の製作なんだけど、日本の映画サイトで全然情報ないですね。
DVDにもならないのかなぁ。
でもこちらの新聞欄で★★★、ロットントマトでも80%の高評価。ゾンビものにしては快挙じゃない?



タイトルからもわかるように主役は結婚ホヤホヤの若い夫婦。
ある日海辺で日光浴中に、夫がゾンビに襲われ、次第にゾンビ化してしまうというお話。

高評価の理由は、多分これ、思いのほか切ないラブストーリーに仕上ってるところなんだね。

ゾンビものなのに、妻役の女優さんがえらく真剣な演技で、ちょっと可愛い^^;
我慢しきれず人の肉を喰っちゃう夫におののき、怒りを感じるものの、どうしても夫を見捨てられない。
一方夫も妻を愛してるから、妻を食べることはできない(笑)

でもそんな夫も段々にゾンビ化が進んでくるから悲しいよね。
最近は『トワイライト』にしろ、『Let The Right One in』にしろ、ラブストーリー仕立てのホラーが流行かしら。
本能と愛情のはざまで苦悩する主人公の姿だったり、許されないと知りつつ愛することをやめられないというのは
案外ツボどころを刺激しますね。

あ、本作はそんな真面目にレビューしなくてもいい作品かもですけど(笑)
続編も作られてるようなのでチェックだわw

お約束のスプラッターも多少ありますが、苦手な人にも大丈夫な程度。
さりげに穏やかで心地よいラストが印象的です。
って、本格ゾンビファンには邪道な作品かもねw

ちなみに『ゾンビ・ハネムーン/大カマのえじき』という、オカマのゾンビが出て来る作品とは無関係ですのであしからず。


★★★*☆